三島駅前ランチ探訪記(7-1)『レバニラ定食』@のあき

ひょんなことからJR三島駅に商業施設を新設する工事に関わることになった。手狭な工事区域の関係から平素は手弁当のエロおやぢもソレを諦めて外食ランチを決意しなければならない決断を迫られたワケである。

静岡県三島市と云えば近くに流れる柿田川狩野川で捕獲される“ウナギ料理”がなんといっても有名でそいつを喰わないテはないんだけど、悲しむべきというか(アセダラへとへとのランチでそんな高級なもん喰ってどーすんだよ…)なのである。なにしろ高価、同じ静岡県内であってもこんなに平均売価の高いエリアはないだろ…ってくらいにこの街の“ウナギ価格”は猛烈に高い。
以前に浜松市郊外の老舗富士市の有名チェーンまた静岡市中心部の老舗で食したかなり上等なウナギに比べて倍以上のお値段がさも当たり前のように付加されているのには少々抵抗を感ずるエロおやぢなのよ。
まあたまにはそんなゼイタクも本当に美味しければオッケーなんだけれど、取り急ぎシゴトちうの昼めしってことでリーズナブルでボンビらしさを失わない範囲でJR三島駅前をウロつくのであった。在来線JR三島駅前の信号を渡ってスグの場所に(おぉ〜いかにもムカシからやってるみたいじゃん…)みたいな中華料理屋さんを見つけた。幸いなことに“サービスランチ”みたいな黒板も店頭に出されているではないか、お〜っしコレならオッケーてなことで三島初ランチなのである。

注文したのは『レバニラ定食』¥800である。ヨケーなものはついていない、メインのレバニラにゴハン、薄い味付け中華スープ、漬物…という超シンプルな定食だ。

見た目はシブいけど、食してみればその本格テキお味に驚愕するのである。それはフォトからは伝わりにくいかもしれないけれど、コゲカスっぽく見えるのは豆鼓(ドウチ)を刻んで作った調味料…つまりかな〜り本格テキな中華の作法なのね、いや〜恐れ入りました。お味はちょっと食べにはシンプルなんだけど、なにせ奥が深い。塩加減もドンズバ、コレ以上も以下もない塩梅にヤケドを恐れずクチに運ぶ頻度と速度がアップし続ける快感…あ〜なんてアタリだったんだろう!てな満足感にシゴトの疲れも吹っ飛ぶってもんさ。
コレならホカの料理もかな〜りイケてるよな…と確信できるのだけれど、なにせ少ない期間とチャンスで「三島駅前ランチのエッセンスを吸収する」というモクテキを設定してしまったエロおやぢは(次のお店はドコ?)みたいにウワついているのである。あぁ地元だったらなあ…きっと心して再訪というプランを立ち上げるんだけどね。







中華料理 のあき
静岡県三島市一番町13-16
TEL=055-975-0523
ACT=11:00-21:30 火曜定休









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元ルーさん
こんにちは!
ウナギは稚魚の激減でかなり卸価格が上がりましたからね全体が高めになるのはシカタのないことだとは思うんですけど、やっぱり首都圏からのアクセスがいい街はお値段もソレナリになるものですよね、それにしても高いなあ。
今年の北海道の夏はどうなんでしょうね、やっぱり本州並みに暑くなるのかな…

 静岡の旬が味わえる居酒屋で…

個人テキ新年会をジッコーした“おもてなしフレンチ”のお店へもう一度行きたくて予約の電話を入れてみた。

ところが「その日は六名様でリザーブされておりまして…」とのお返事、なんてこったい。でもシェフはオープンしたばかりで知名度も低く苦しいと仰っていたのでなんだかホッとしたのも事実なのである。
いくらいいお店であってもお客さんが来なくては経営も成り立たないし(あんなに美味しい料理を提供していたのになあ…)なのに廃業してしまったお店はいくつも知っているボクである、予約がいっぱいでなかなかその美食にありつけないなんて歓迎すべきことではないか。でもちょっとなんだか口惜しいなあ…

てなワケで(運が良ければもしかしたら予約客が早めに切り上げてくれてボクたちも入店できるかも)みたいな淡い期待をムネに行ってみると、入り口の窓越しには女性ばかりの姿がカウンターにズラリと並ぶ様子が見え、しかもかなり盛り上がっているようなのであった。ダメだこりゃ…諦めるしかなさそうねぇとベツのお店を探すことにした。しかしなんだか見たことあるよなぁ、その女性たち。あっ!そうそう、あのハデな顔立ちは静岡の民放で夕方の番組を担当しているHな女子アナ…違う!女子アナのHさんやアルフィー・高見沢似の女性キャスターYさんではないか。う〜む、これはきっとアナウンス室の飲み会に違いない。カメラは入っていないので取材ではなさそうだけど、マスコミ関係者が訪れるってことは近いうちにテレビに登場ってこともあり得るかもね。

しかし女子アナのHさんって巨乳なんだよね…ってカンケーないな、話を清く正しい方向に修正しよう。ジツはそのフレンチの真向かいに在る居酒屋に陣取り監視して「予約客が帰るのが見えたら店を変えよう」などとマコトに以って不純な動機でその居酒屋を選択したのである、ケシカランなあ。チラ見は老舗テキな渋さもないし、どちらかと云えば最近流行の若者向けレトロ風居酒屋みたいなイメージもあったけど(ま、いっか〜)なのである。

まあドッチでもいいってワケでもなくて、入り口の黒板にはなんと静岡の地元食材がたくさん書き並べられていてけっこー期待できそうなカンジもあったからなのよ。
お店に入ってみると“角ハイボール”の提灯が店内照明の代わりにたくさん並んではいるけれど、エロおやぢの大キライな体育会系接客大声カラ元気みたいなものはなく、明るさはあるけれど節度が保たれている好印象。お〜コレはいいかも…なのである。
取り急ぎ生ビールでカンパイ!と注文して運ばれてきたものはモルツの生、いいじゃないか美味いよ。どうやらココはサントリーの息のかかった居酒屋さんみたいだけど、ハイボールも白州など良質なものを用意してあるようで単なる呑み助も安心してよい。最初にお願いした肴は静岡久能地区産の『葉生姜』。こいつに味噌をつけてカジるとたまんなく初夏なのだよ、同行者も初めて食すそれにヨロコビの表情なのよね、まるで先頭打者クリーンヒットってカンジ。そして浜名湖産『アサリの酒蒸し』、こいつはプックリと肥えた春アサリが極上の調理で酒蒸しにされている。美味い。こんなに味わい深いアサリは久しぶり、ラーメン入れて食いたいなぁと思ったくらいいいダシだ、さっきのランナーを置いてのツーランホーマーだよ、幸先のいいスタートじゃん。

そして次々とカンドーの輪が拡大してゆくとは予想しなかったことなのである。生まれて初めて食した『焼ソラマメ』は目からウロコであって、フツーに塩茹でしたソラマメとは一線を画す香りと旨味、あ〜コレってコペルニクス的展開って言うのかな。『イカのワタ焼』もひとくち食せばその新鮮な海の滋味がガッツ〜ンと口腔に拡がりそしてまったりシアワセな時を演出する。すごいじゃないか、このお店。

同行者は瀬戸内出身チバ在住というなかなかにウルサい海鮮好きなのだけれど、もうウムを言わさぬ旨さにただただ幸福感にどっぷり浸りきっている様子にはボクもたまらないハピネスを感じる。
『鯵のお刺身』と『初カツヲ』は由比漁港から、『生シラス』は用宗漁港…と県中部の主要漁港の水揚げが網羅されているところがスゴい。そしてとびきり新鮮で脂のりのよいそれらについつい日本酒が進んでしまう。

一杯目は『正雪』、二杯目は『英君』いづれも由比の銘酒であってそこの地魚と合わないハズがないではないか。しかも一杯目はお店のちょ〜カワイいおねーちゃんがマスからも溢れんばかりに注いでくれたのだから嬉しさマックスなのである。
しかしこのお店の店員さんたちはジツにキモチいい。おねーちゃんも単に見てくれだけでなく当を得た接客でファンも多いと思うし、若いおにーさんも対応が素早くて飲兵衛には本当に有り難い。そう、何度もこの日記に書きしたためているけれど、飲み屋のキホンはスピード感なのである。欲しい!と思った瞬間に注文がスムースに行えるお店がおしなべて繁盛しているのがその証し、逆にダメなお店はタイミングを外しまくって客の飲食欲をスポイルしてしまっているのだな。早く提供することも大切だけれどもキッチリと客の動向を捉えることが先ずは第一、注文してもらえなければどーにもなんないもんね。

もう少し同行者の人数が多ければ肴をもっといろいろ楽しめたんだけど、まあシカタないか…あんまり大人数じゃ気を遣うことも多くなって酒肴を楽しむことが出来難くなるし、今のボクにはこれくらいでちょうどいいのかもね。酒の酔いも手伝ってだんだん気が大きくなってきた。ってそんなにヨッパではないのだけれど、だんだん(チャンスがあったら店を変えて)なんて考えはドッチでもよくなってしまい「お〜っし、ココでガッツリいっちまおうじゃないのよ!」なのである。当たり前だよなこんだけ美味しい肴と酒を出されたらゆったりしたくなるってもんさ。

定番の焼鳥はお好みでチョイスした。以前に“塩焼しかやっていない焼鳥屋さん”を絶賛したことがあった。もちろんそのお店は美味いし、今だってまた行きたいと思えるけれど、そーゆー普遍テキ価値観とテメーの個人テキ嗜好とは別のハナシなのであって、ボクは結局焼鳥に関してはタレがスキなようである。死ぬ前に神様が「タレと塩、どちらかひとつだけ食べてもよいが、Youはどっちだい?」と訊いてきたなら迷わず「タ、タレでおねげーしやす!」と叫ぶに違いない。

けれども溢れ出る煩悩は塩への未練がタラタラなのであって、ヤメときゃいーものを例のちょ〜カワイいおねーちゃんに「塩はドレがお薦め?」などとけっこーヤラしく尋ねてみたりもするエロおやぢなのである。
客サバキの上手なおねーちゃんは「え〜っとぉ、こちらなんか“店長にオマカセ”ってカンジでいいと思いますけどぉうん、その日のイイものを店長がチョイスしてくれますから〜」てなイマドキの若者風カメリエーレ解説なのだが『店長おすすめ塩焼き5本セット』みたいな品をデレデレと鼻の下を伸ばして注文するエロおやぢなのであった。
タレのボンジリとかネギマはもちろんサイコーだったけれど、ねーちゃんが勧めてくれた塩5本もエクセレントなお味なのである。スナギモやナンコツは予定調和、それにサエズリなどの珍部位が華を添えてフィナーレとなる。いつもならココで温かな麺とか茶漬けなどゴハン類でシメたくなるものだけれど、この日は本当にミもココロも満足なお会計タイムとなった。レジ前に立つと来店客もまだまだたくさんいらっしゃるのに件のカワイいねーちゃんだけでなく店長や料理長らしき男性まで挨拶に来てくれたのは本当に嬉しかったな、「ご馳走さまでした」と社交辞令でなくココロからのキモチをお伝えしたのは言うまでもない。





海鮮炉ばた焼 カンカン酒場 静岡本店
静岡県静岡市駿河区南町2-2
TEL=054-284-4199
ACT=17:00 - 24:00 日曜定休









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先月の末日、朝のうちはいいお天気だったんだけど…

7:39AM, May 31. 2014. @Gotenba-City




昼めしを食しているころから急激に崩れ出し
大きな雨粒はやがて雹(ひょう)に




融ける前は直径1cmほどあったんですよ



『マヨッチ丼』と『焼肉丼』@いつものところ

キホン的には駄菓子屋さん兼軽食提供のお店…つまり“富士宮やきそば”の原点とも言えるスタイルがここに継承されているわけなのだな。
(中略)
富士宮やきそば学会の例のオレンジ色の幟は掲げていないけれど、そんなもんこのお店には必要ないでしょ。とにかく美味い!そして別メニューも征服してみたくなったエロおやぢはこのあと何度かアシを運ぶことになるのであった。


2013年10月6日の日記“『やきそば』@いつものところ”より

予告通り「いつものところ」にそれから二度アシを運んだエロおやぢである。と言ってもそれは暑さキビシい8月下旬から9月初旬のハナシなのであって、いつの間にか世間は師走の寒風が身を凍えさせる季節になっていたのよね…あぁ時の経つのは早いなあ。シゴトの忙しさに流されてロクに日記の更新もしないでいたらこんなマヌケなザマだよ。
しかしあんなに暑い暑いとアセダラになって一日に水分を4リットル以上摂取していたのに、紅葉を楽しむヨユーもなくなんだかイッキに冬ってのも情けない。それに勤務地が静岡県東部の寒冷地になってしまったのでメガーヌ君にはスタッドレスタイヤってやつを奢ってやらなくちゃならなくなってねえ、それに伴う出費が12諭吉ってのにまた泣きが入ってしまうのだよ。嗚呼、人生は険しい道程ばかりだ。
まあボヤキはいーかげんにして肝心の『マヨッチ丼』の話題に移そうではないか。『マヨッチ丼』とは「いつものところ」で最も高価な商品である…と云ってもその単価は¥400なのであって、やっぱりコドモ向け駄菓子屋プライスなのよね。そしてなんだかフシギな名前の食べ物なんだけど、まあカンタンに言うとチーズドリアとお好み焼きが合体したようなもので、よほど大食いなコドモでない限りコレひとつでハラいっぱいになるだろうくらいのボリュームがある。

“マヨッチ”ってなくらいだから当然マヨネーズもフィーチャーされていてチーズとタッグを組んで濃厚でまったりとした味わいが基本、ゴハンとキャベツを上手に融合させることに成功している。う〜む、美味い!
ヤケドを恐れずにアフアフと喰い進むエロおやぢはもうアセダラなんてもんじゃなくて、消防隊の放水をモロに浴びてしまった金時の火事見舞い状態、お品書きの“かき氷”を食後に注文するという煩悩がますます肥大してゆくのが判った。
             ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
さてその数日後、このテのお店の献立としては異色な『焼肉丼』をいただきに出かけた。
なにせ¥300というお値段である、もともとあまり期待など出来るはずもないが『焼そば』の美味しさや『マヨッチ丼』の衝撃を勘案すれば(もしかしたらサプライズがあるかも…)なのである。

運ばれて来たものは皿にゴハンと粗挽きプラックペッパーがけモロマヨネーズぶちゅ〜千切りキャベツ、そして甘辛味付けの豚コマ肉ドバッの一品なのであった。当然お味の方は特筆すべきものなどないけれど¥300というお値段がその全てを凌駕し圧倒テキなお値打ち感を以ってこれを食すヒトを満足に導く。こいつもイケてるぜ!

皿盛りなのにドンブリってところがなんとも愉快なのであって…それは『マヨッチ丼』にも言えることだけど…クドいようだけど¥300だからね、そんなことどっちでもよくなってしまうのよ。はぁ〜美味かった…と食べ終えた皿をよく眺めればとっとこハム太郎の可愛らしいイラストがまた笑わせてくれるのだ。器の材質は給食などで使われるメラミン樹脂製、まあそれだってぜ〜んぜん気にならないけどね、コドモ向け駄菓子屋さんなんだから。ただし料理の質は舌の肥えたオトナも納得のB級グルメ、食の本質ってこーゆーものなんじゃないか…と思える。
帰りに駄菓子部門でパンダの絵がついた『カステーラ』ってやつを大人買いした。本来一本¥30くらいでバラ売りしてるものなのだろうけど5〜6本入っていて¥150くらいだったかな、痛くもカユくもないのが笑える。ペチャンコにした“鈴カス”みたいなものを竹串に刺したもので、淡い味わいの甘さとカスカスに着いたグラニュー糖がなんともイナタいお菓子なのであった。



いつものところ
静岡県富士宮市小泉1172-8
TEL=0544-25-1515
ACT=10:00-18:00 水曜定休




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元ルーさん
こんにちは!
今年は秋を全く楽しむことなく冬になってしまいました…悲しいです(T-T) 通勤途中で十里木高原の紅葉を横目でちら見しながら勤務先に急ぐ日々から、今はすっかり冬景色ですよ。
ハム太郎のお皿、もう笑っちゃいますね… こーゆーお得な食事で満足する身分になっている今日このごろでやんす(≧∇≦)b

 『やきそば』@いつものところ

「いつものところで焼きそばを食べて来た」わけなんだけど、その“いつものところ”ってのはお店のナマエであってボクがいつも行くところではなく、ウワサにゃ聞いてはいたけど行ったことがなかったお店なのよね。

まあ静岡弁テキに申し上げると「ナリはオゾいんだけどさ“いつもんとこ”ってのがかなり美味いずらよってハナシはよ〜く耳にすんの。だもんでさ、ボクも思い切って行ってみることにしただよね」くらいのカンジか。
その日も暑かった。気温は30℃をラクラク超えていて、もうお家でメシなんか作ってられねんだよ!てなことで急ぎメガーヌ君を走らせるアフタヌーンなわけだ。到着してみればそのまんまの店名が店舗正面上部にドッカ〜ンとペイントされている。う〜む、ココがウワサのアレかい…
お店の入口左側に厨房があってオバちゃんが一人忙しそうに調理している。ボクが入っていったのにも気づかない様子なので「いいですか〜?」と尋ねると「あ〜いらしゃい!」と明るく応えてくれたのでちょっとホッとしたのね。いや〜案外このテのお店って気を遣わなければならないケースも多くて、様子をキチンと知るまでは礼儀正しい客である必要があるのだ。
キホン的には駄菓子屋さん兼軽食提供のお店…つまり“富士宮やきそば”の原点とも言えるスタイルがここに継承されているわけなのだな。

お盆の真っ最中でガッコーはお休みなのでコドモの姿こそなかったけれど、一歩お店の中に足を踏み入れればそこが彼らの根城である理由が明白に伝わってくる。雑然と置かれた駄菓子や玩具菓子はハコのままだったり散乱していたりはするけれど、その混沌とした様子がまたコドモ向けの駄菓子屋たるヴィジュアルそのまんまなのであって、近年流行りの昭和レトロを無理矢理復刻させた居酒屋の作り物テキなバレバレ感は全く存在しない。高度経済成長期に育ってきた我々でしか肌で知覚することの出来ない空気が厳然と存在するのよ。

そして客席…と言っていいのだろうか…である小上がり席にまた驚くエロおやぢ。四畳半くらいのタタミ敷がお店の奥に在るのだけれど、コミック…あぁつい書いてしまったなあ最近のコトバで。ボクらの世代では“マンガ本”だよな…や文庫本が本箱や床に散乱していて、そこには小さなテーブルが三つと座布団がいくつか置いてあった。テーブルは実際に使用できるのは二つだけでひとつは物置化して死んでいるではないか。
水はポットに入れてあってセルフ、コップや湯のみは部屋に置いてある洗いカゴからカッテに出して使えばよいみたい。テーブルには割り箸と七味唐辛子のみ…というシンプルなんだかズボラなんだかよくワカんない世界だ。

まあコドモがガッコー帰りに寄ってここできゃあきゃあワアワア騒ぎながら飲み食いするとこなんだからね、仕方ないじゃないのよ。そんなことより初心者としては先ずスタンダードな『やきそば』を注文してそのおチカラを拝見しようではないか。
待っている間にメニューを眺めていたら意外にその提供品目が多いのにびっくりした。オモテにはやきそばを始めお好み焼きやその他聞いたことのない料理名が書いてあるが、ウラ面はかき氷専用スペースになっている。
間もなく運ばれてきた『やきそば』はちょっとショックというかメからウロコというか、コトバにならないカンドーがこみ上げて来るのを感じた。すごい!うそでしょ…これで¥300!?
キャベツは富士宮やきそばの伝統=荒い細切り、ニクとイカもちゃんと入っているしオリジナルっぽいお味のソースはマイルドで刺激が少なくてとても食べやすい。だし粉の風味がいいのはこのお店の客回転のよさを物語るものか、いやはや恐れ入りました。紅ショウガでなくてミカチャンだったらカンペキなのにね…などと言ってはいけませんよ。
富士宮やきそば学会の例のオレンジ色の幟は掲げていないけれど、そんなもんこのお店には必要ないでしょ。とにかく美味い!そして別メニューも征服してみたくなったエロおやぢはこのあと何度かアシを運ぶことになるのであった。


いつものところ
静岡県富士宮市小泉1172-8
TEL=0544-25-1515
ACT=10:00-18:00 水曜定休




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今朝の富士山
先週からずっと不安定な空模様なのは南の台風のせいかな


6:28AM, October 06. 2013. @Fujinomiya-City

 ウワサの爆盛り中華 @静岡県沼津「空海」

複数のシゴト仲間から「あの店はスゴイぞ〜!!」と何度も聞かされているお店に行ってきた。場所は静岡県沼津、沼津市立病院の北側・愛鷹山の南麓にある今話題の新東名“ネオパーサ駿河湾沼津PA”にもほど近い根方街道沿いにある「空海」さんだ。

居酒屋などでも昨今は“爆盛り”ってやつが話題をさらっていて、なにせ皿からハミでるほどウズ高く積まれた食べ物を求めて世間の人々は行くらしい。しかしこのお店はそーゆーフォロワではなく、風潮や流行に関係なくムカシからこうしたスタイルの営業を続けていて地元の方々に愛されているらしい。
やたら量を喰うという生活から離れつつあるエロおやぢにとって“爆盛り”そのものはさほど訪問動機につながらないが「けっこー美味い」というハナシを聞くとスズウズしてしまうのである。行かねばならない気にもなる。

しかも来店客は圧倒テキに土木建築現場関係者が多く皆一様にそうしたサービスを享受してはヨロコビの笑顔と満足の表情で帰ってゆく気軽なお店…と囁かれればもうコレはジッコーしかないのだな。
そんなある日シゴト仲間と所用で落ち合うこととなり(ならばアソコさ!)と空海さんに決定した次第なのよ、嬉しいじゃないですか。
同僚は『醤油もやし手打ちラーメンと半チャーハンのセット』(¥800)、ボクは『焼肉定食』(¥850)を注文して運ばれてくるのを待った。最初に来たのは半チャーハン。しかしどう見ても「半」ではなくレギュラーサイズなのよ、コレでフツーのチャーハンを頼むとスゴいのがやってくるらしい。そして大盛りなんぞを注文した分には“日本昔ばなし”のメシの世界になるのだと云う。

しかし量が多いからと言ってやたらにガサ増やしの食材を用いてファミレスのめしのようにどーでもいいお味になっているわけではなく、ちゃんと角切り焼豚・ナルト・ネギ・タマゴのスタンダードタイプで、お味だってリッパなものだ。美味いぞ!
続いてやってきたラーメンはニンニクの効いたモヤシ炒めがどっさり乗ったひと品。スープも澄んだ醤油スープで脂や魚粉でゴマ化していない正統派鶏ガラスープがベースのようだ。美味いぞ!
なんだか想像していたお店とは全く違っていて(この美味しさはいったい何なの!?)なのである。お店のフンイキは独特なものがあるけれど…昭和レトロって言うとカッコいいが、お世辞にもキレイとは言い難い店内と主たる来店客層の特殊性ね…こいつはお味で勝負ならかなり上位に食い込むに違いない。

手打ちの麺は中太ながらコシのあるもちもちしたタイプでボクの好みだ。これはきっと“もやし味噌ラーメン”には最適なんじゃないかな〜と思う。気に入っちゃったなあここのラーメン。次は絶対に味噌味をオーダーしちゃうもんね!と言いたいが、ふつーメニューの『醤油ラーメン』はごくフツーの醤油スープにチャーシュー・メンマ・ナルト・ネギ・海苔といったコンサバスタイルなのでそれも捨て難い。多分迷いに迷って困り果てるんだろうなあ、近ければ何度も通って全品制覇しちゃうんだけどさ。
それにこんなに美味いのならやっぱり夕食に突入してビールなんぞを相棒にこの美食を堪能したいではないか。そうそう、スゴいのは生ビールや瓶ビールを注文するとなんと餃子一人前がオマケについてくる!っていうサービスもあるのだな。スゴ過ぎるではないか。
そうこうして先に運ばれてきたセットを楽しんでいると、いよいよボクの注文した『焼肉定食』が運ばれてきた。が〜ん!ショックです。皿からこぼれ落ちんばかりに盛られた豚焼肉が悩ましい湯気を立てている。

お店のおねーさんは「ゴハンは大盛りにも出来るけど、どーする?」と尋ねてきたが平素少なめなボクはフツー盛りにしてもらった。フツーとはいってもドンブリに一膳で、大盛りってのはラーメン丼みたいなやつで運ばれてくるらしい。そして添えられたスープも汁椀などという生易しいものではなく、よく海鮮丼などに用いられるような鉢みたいなドンブリなのであった。
甘辛いタレで仕上げられた豚焼肉は喰っても喰っても減らない感じでそうとうてこずった。途中で白ゴハンとのバランスが悪くなってきてゴハンの残量を気にしながら食べ進む展開である。やばい…やっぱりおねーさんのお勧めに従って大盛りにしておけばよかったかなあ…でもそーすると完食はキツくなるよなあ…と必死の形相でプライドを保とうとするエロおやぢである。「足りなかったらゴハンはお替りしてね」と言ってくれたおねーさんのコトバが脳裏をかすめる。もうアセダラである。

なんとか食べ終えてちょ〜満腹になった。しかしいやらしいモタレなど一切なく爽やかな満足感があるのはこのお店の料理の質が高いからだろうな。
この献立と同様に『鶏の唐揚』や『野菜炒め』も想像を絶する爆盛りらしい。そのセンでゆくと『トンカツ定食』なんていったいどんなやつが出てくるのだろうか、カレーもあるから『カツカレー』だって当然あるし『カツ丼』もあるんだなあ、デッカくてハラパンパンになるのかなあ。『レバニラ』とか『ホイコウロウ』だってあるしさ、なんか困っちゃうよね…限りないヨクボーが次々と湧いてしまって。


空海
静岡県沼津市東椎路844 春の木ハイツ1F
TEL=055-923-6524
ACT=11:00-20:00 月曜定休

MAP








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今朝の富士山
久しぶりの朝焼けです



4:34AM, May 14. 2012. @Fujinomiya-City








白猫さん
おはようございます!いや〜お久しぶりですね、お元気でしたか?
肉魔人…なんて言うと女肉を漁りまくる性愛の魔人みたいですね(爆) いや当らずとも遠からずかにゃ〜?おっと梅成さんゴメンナサイです〜 (´▽`*)アハハ
このヤキニクはですね、フツーは千切りキャベツとかモヤシ炒めなんかでゲタはかせてあるでしょ、そーゆーのは一切ナシでまんまヤキニク爆盛りなんですよ。いったい何グラムのニクを使ってるんだよ…みたいな \(≧▽≦)丿
メガニストのオフ会でこんなお店を使うのも面白いかもねえ(笑)

 まだまだ春の山菜『コゴミの天ぷら』

朝掘りのタケノコと共にパスタで楽しんだコゴミだが、濡れ新聞紙に包んで保管してあるモノがまだ少々残っていた。

茹でてカラシ和えというテも一瞬脳裏に浮かんだ。しかしソレでは酒の肴になってしまうだけではないか… スグさまウドの葉を天ぷらにして食した快感が蘇ってきて「もーコレでキマリっ♪」となるワケである。
ちょうど賞味期限が過ぎてしまったチクワもあるし使い残したミョーガも一本あって、天ぷらの諸材料には事欠かないのだな。よし、ついでに野菜のかき揚げ天もやっちゃおー!と同じく新聞紙に包んであった泥ゴボウを取り出すとミゴトにスポンジ状になっていた。
う〜むモッタイナイ事をしてしまった。ケチケチしないでサッサと喰ってしまったほうがよかったのである。いくら経済状態がひっ迫しているからと言ってこんなコトをしているようでは、ヒトのやるコトにケチをつけたりは出来ない立場にジブンを追い込むようなものなのだな。
ナニゴトもムダ遣いはいけないのである、タイトな食生活運営のためにはチエを絞り張り詰めたシンケーで物事に対峙しなければよい結果は生まれない…などとエラソーな物言いはすべきではないにしろ「もーちょっと何とかしろよ、エロおやぢ…」だ。 ゴメンネ、ごぼう君。
なんとなくキブンで“天ざる蕎麦”がいいかなぁと思いテーブルに並べてみた。ふむふむ悪くはないではないか。 久しぶりに冷たい蕎麦をチョイスしたのは先日某道の駅の食堂でメにした“ヒトの注文した料理”の影響もあるかもしれないが、コゴミの天ぷらの美味さに舌鼓を打ちビールぐびぐびなどしてニマニマしているうちに、そんなそんなイキサツはすっかり忘れているハッピー野郎なのである。


☆ 春の山菜は天ぷらにトドメを打つ…か。 クリックで応援してね!





今朝の富士山
数日ぶりにその姿を現しました
冠雪は思ったより減っていないようです



5:27AM, April 25. 2010. @Fujinomiya-City          Original Photo

 コゴミと朝掘りタケノコを食す


夕食は冷凍のコロッケを揚げて済まそうと思ったのでキャベツを買いに例によって農民市場に行った。 柔らかな葉の春キャベツが積まれてはいるが昨今の天候不順のせいで価格は若干高めにつけられている。ソレでも1コ¥150程度で一般スーパーのベラボーな値段からすると格段に安いのは有難い。
先日からこの農民市場にもタケノコが並んでいるのは知ってはいたし、芝川・内房のタケノコもかなり安いお値段なので焼たけのこもまた食べたいなぁ…と気にはしていたのだ。
ところがこの日キャベツのワゴンの横には“朝掘り!”と大書されたタケノコがいつものように入荷していたのだが、ふとテに取ってみるとオドロキのプライスだったのである。


大きなモノでも¥200〜300程度、中くらいの手ごろな筍は1本¥80とか¥50といった「持ってけドロボーっ!」みたいなバーコードシールが貼付されているではないか。
お〜し、いよいよ焼タケノコをもう一度楽しめるチャンスだぜ!とばかりにボクは2本ほどカゴに入れるのである。へへ、こんなにあるなら先ず一本は焼いて酒の肴に♪アトの残りはナニにしよーかな〜と雨続きに塞ぎがちだったココロも急にウキウキ春キブンに変貌してしまうのだな。
おぉ〜ソレにしてもいいタケノコではないか。コイツが1本¥50なんてシンジラレナイのである。
レジに持って行きオネーサンに「ずいぶん安いねぇ」と話しかけると「このヒトは特別なのよ、いつも安く出してくれるの」と打ち明けてくれた。ウ〜ム、ソレは運がよかったな…まさに愛子サマサマなのである。


そしてもう一つ見つけた掘りだしモンは“コゴミ”であった。ワラビほどはヌメリは強くはないがゼンマイのようなアクはなく、優しい風味で調理しやすいので大いに結構な春の山菜である。
コレも片手では掴みきれない量が入った袋が¥150と格安で、多分農家の方が畑のワキに育ったものを摘み取っては出荷したものに違いない。瑞々しいその姿はスーパーなどで売られている促成栽培保管モノとは全く異なる香りで、おひたしやゴマ和えなどで食せば昇天してしまう美味しさだろう。


タケノコとコゴミか、なんとかこの二つを活かせる料理はないものかな…と思案すると、そうそう!あるじゃんアレがさ…
先日静岡のジャルディーノさんで食したタケノコと梅干のパスタをジブンで再現してみるのも悪くないと思っていたのだ、ソレにコゴミも加えれば彩りもカンペキっ♪
で、さっそくトライしてみたのだな。いや〜参りましたね、この美味しさったら。
カツヲブシと梅干をピューレ状にしたものはもちろん入れてお店のレシピを踏襲したが、ココに梅干と一緒に漬けてあるシソを刻んだモノも入れてみたのだよ。コレがジツに大アタリなシカケで、もー旨いったらありゃしない!ってな具合だ。
タケノコなどの旬の食材が切れる時期などには刻みシソ漬だけを入れたペペロンチーノだってチョ〜一流のパスタだぜ!とイバれるくらい素晴らしいレシピだろう。 ヤバいにゃ〜…コイツはクセになりそうだ。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆



イタリアンを食すクセに忙しいヤローではあるが勢いで和食にも突入なのである。そう、念願の焼タケノコ・リプライズなのだな。
前回はフツーに蒸し焼きして醤油で味付けという王道というかキホン通りのセオリーに従って調理したワケだが、そのお味の素晴らしさや楽しさはもう堪能できたので、二度目はちょっとだけ工夫をしてみた。 こーゆーコトを世間一般では“進化形”と呼ぶのだな、立ち止まっているのは退歩に同じ…とエラいヒトが言っていたのを思い出したが、ボクはただ単に飽きっぽくて喰い意地が張っているだけのエロおやぢだ。
庭の山椒がいい具合に芽吹いて新芽をたくさんつけているのでいくつか摘んできた。トッピング用のものを除きスリ鉢に入れ、味噌と一緒にゴリゴリとしてやる。いわゆる“木の芽味噌”だが、このままでは硬くて使いづらいので酒味醂と少々のお砂糖で伸ばしてやると塗る作業がしやすくなる。
オーブンでさっと温めたタケノコを取り出しこの木の芽味噌を塗り、再び強火のオーブンで数分… いい香りだ。
お味はココで申し上げるのはちょっと難しい。 タケノコの香りと甘みに山椒の溌剌とした精気が融合して「あぁニッポンの春だよ」といったコトバが漏れ出てしまう、と云えばいいだろうか。 そして焼けた味噌の風味も五感を刺激する。
一緒にいただくお酒は日本酒以外には考えられないな…と言いつつ、嬉しくなって焼酎にもついテを出してしまった。



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今朝の富士山
相変わらずポヤ〜っとした夜明けです
今日は一日こんな様子のようですが…



5:16AM, April 19. 2010. @Fujinomiya-City Original Photo


   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


笠雲がかかってしまいました
やはりお天気は下り坂になるようです



10:11AM, April 19. 2010. @Fujinomiya-City Original Photo










かぶちゃん
おはようございます! でしょ?オレもとうとうヤキが回ったか…(笑)と自分のメを疑ったよ!
こういうキトクな御方もいらっしゃるんだよな〜、まぁ本来こうあるべきモノなんだろうけど、昨今はお目にかかる機会も少なくなったよね。
焼いたり炒めたり…昨晩は煮物にも使って大いに助かりました。こんなのがある…って知っていたら送ってあげたんだけどね。
来年に期待して下さい(^o^)/



う〜様
おはようございます! 今年は意識テキに春の食材を漁りましたよ(^o^)v
神戸でも以前に行かれた“かんでかんで”あたりにでも出向けば新鮮でお安いモノがテに入りそうですよね。 
一昨日は山梨で『行者にんにく』と『ぜんまい』を入手してきました。春の息吹をたっぷり味わいましたよ、う〜さんも早速ゴーしましょd(°-^*)⌒☆



サッチさん
おはようございます! タケノコ天国じゃありませんか、なんとも羨ましい〜(*^_^*)
和食やイタリアンもいいんだけどさ、もうひとつタケノコを楽しめる料理カテゴリがあるじゃんね…そう、中華料理ってヤツよ!
すっかり忘れていたぜ、まだまだコレから安いのが出てくるから今度は中華でキマリだにゃ〜♪ タケノコと海老の塩味炒めとかさ、キクラゲと一緒にスープにしたり…きゃ〜っ無限に思いついてしまう〜\(o^∀^o)/
当家の山椒は鳥にヤラれるコトはないけどなぁ、ホカに食べ物たくさんあるから?ココはイナカだしねぇ(笑)オカゲで富士山だけはジックリ楽しめるけど…
これから「夏富士」に変貌してゆく姿も楽しみです。



ムー吉殿
おはようございます!毎朝、たけのこテント村を開催してるでしょ?(爆)
西山公園ってスバラシい所じゃありませんか! 「つつじまつり」に合わせてタケノコ茶屋がオープンするんですね。今頃は実行委員会も準備に大わらわでしょうな…
http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=4881
そういえば「雄島まつり」って行きますか? シブいお祭りですね、こういう伝統行事を楽しんで芦原温泉にでも浸かってさ…そんな旅行がしてみたいよ(´Å`)