函館イカの塩辛


 イカは全国の海域で漁獲されているが、水揚げ量は青森県の八戸がダントツ一位で年間20万トン前後、石川県・小木、宮城県石巻に次いで函館は4位の約3万トンだ。
上位10漁港は東日本がほとんどを占め、西日本では鳥取県・境港が6位に食い込んでいるのみである。
ところがそのイカ加工品となると函館が圧倒テキに多いようで、塩辛などは函館ブランドが市場を席捲しているのが興味深い。北海道各地で土産物の水産加工品が売られているが、サキイカなどの製造元は函館あるいはその周辺のモノを一番よく目にする。
 残念なコトに水産資源の減少とともにイカの漁獲高も下落傾向にあり、安価な輸入魚介類の流入は燃料費の高騰も加わって我が国の漁業関係者を悩みの淵に追い込んでいるのが現実だ。
この塩辛も包装ラベルに「函館濃旨」と大書されていたので、てっきり北海道水揚げのイカを使って製造された製品だと思いこんで購入したが、家に帰って来てからよく見ると原料のイカはペルー産であり少々がっかりしてしまったのよー
そうは云っても函館伝統の製法で造られてはいるので美味しさは抜群だが、出来れば北海道産のイカで作って欲しかったな〜といつまでもグジグジ考えてしまうボクなのだ。
やっぱりスーパーの廉売用3ケパックでは国内産を望む方がムリ?
お味は確かなんだけどねー