ナチュラルなパンと地鶏の手羽先

ご近所のパン屋さんには満足しているが、八ヶ岳山麓まで行った折には必ずテに入れてきたいパンがある。

革工房メリーマックさんで教えていただいたインノのパンは厳選した素材と酵母が特徴で、大きな石窯で焼き上げるナチュラル派だ。どちらかと言うと“重たい”感のあるパンで、どっしりとした味わいが香ばしさに包まれた素晴らしい品である。
一番そのエッセンスが薫るのはバゲットやカンパーニュといったプレーン系のパンではあるものの、様々な素材を練り込んだり包んであるモノにもその精神がしっかり息づいている。店舗ではドレにしようか考えが定まらないほど種類も多く並べられていて行く度に悩みを抱えて帰るハメになる…というのもお楽しみの一つだろうか。本当は全部お試ししてみたいのだが、そうそう行ける場所でもないのでつい判った味のものを選んでしまうのは少し惜しい気がするのだな。
今回はスタンダードなバゲットゴルゴンゾーラを練り込んで蛇のようなカタチに成型したもの、ラタトゥイユを包んだ丸いもの、ドライトマトを練り込んだツリー型の4種類を購入してきた。やはり何れも密度の高い味わいが素晴らしくワインのお伴には文句なしのパンばかりだ。


昨年7月15日の日記「八ヶ岳山麓のパンとソーセージ
http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20080715

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甲州地鶏のタマゴも欲しくなって中村農場にも立ち寄った。ちょうど手羽先が焼きあがったばかりで「コイツも肴にしちゃうのよ〜♪」と一つ¥200の“小”を二つばかりお願いしたのだ。ウ〜ム、それにしてもデカい…。“大”は¥240だがこんなにリッパな手羽先ならコレで充分だ。“手羽先”とは云っても、食べて美味しい“手羽中”も含んでいるので大変お買い得なのである。
味付けは塩のみ。鮮度と品質に絶対の自信があるからこそ為せるワザだろう、噛みしめると脂の旨みにチカラ強さがあって矢鱈な酒ではお相手も出来ない美味しさがある。
困ったものだ、こんなキャストが揃ってしまうとワインも規定量では済まなくなってしまい…


昨年7月16日の日記「甲州地鶏のグリル
http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20080716



トラディショナル・バックハウス インノ
http://www.kusizawa.com/inno/inno.html
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中村農場
http://www.nakamuranojo.com/
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Afternoon, July 07. 2009. @MyGarden