残りモノのデミソースでテキトーなパスタを

中二女子剣道部員のバースデイメモリアルディナーに作ったビーフシチュウは、その旨味がたっぷりと溶け込んだデミグラスソースを残していてくれた。

もちろんそんなエクセレントなソースはホカの料理に利用してきっちりと始末しなければバチが当たるというものだ。
タマネギをはじめとした野菜類とソーセージなどをササッとソテーし、このデミソースで軽く合わせてやる。茹であがったパスタにかけてやるだけのチョ〜手ヌキ料理だがお味の方は豪華絢爛である。
半熟オムライスなどに利用すれば女性など特にヨロコビの歓声をあげる料理になるに違いないし、洋食一般に利用・転用を図るにはもったいないくらいに美味しいソースであった。
コレを赤ワインでのばして味を調えた後、牛フィレステーキのソースにしたならば…　などと考えると生ツバごっくんプリーズとなってしまうのであって、つまらないパスタソースに全て使い切ってしまったアサハカさをハンセーしたりもするのだ。
まぁいいでしょ、また作ればいいんだからさ…
とはいえいつも思うのはこうした一見テマのかかっていそうな料理は、どちらかと言えば付け合わせのガロニなどの方がよっぽどテマヒマがかかるのであって、ソレがちょっと二の足を踏む原因にもなっているのだ。
ついついメインの食材ばかりに気を取られがちだが、ボクは外食をする際でもガロニにどれだけエネルギーが注がれているのか、と云った部分をクローズアップして見るクセがあり、いつもそんなコトなど考えずにもっと純粋に楽しみたいなぁ…などと思ってしまうのである。