ズワイガニ爪とエリンギのトマトクリームパスタ

今年もこの日がやってきました。
15年前の1997年、阪神淡路大震災が発生し未曾有の被害と多くの尊い命が奪われました。数年前に知り合った友人たちが神戸在住という事で強く意識するようになりましたが、そんな巡り合わせでもなければ心の奥底で風化してしまいそうなこの災害の記憶です。
当時の様子は多くの方々の努力によって映像や文章で記録保存されている…という事をマスメディアによって改めて知り、引き締まる思いで今朝から見ております。
志半ばにして逝ってしまわれた方々のご冥福をお祈りします。　合掌

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正月にでも…と思いながらつい食べそびれていたズワイガニの爪があった。
そのまま食すのも芸がないし…とトマトクリームのパスタにでもして楽しんでみようとなったワケである。

年末からスーパーの野菜コーナーからはイタリアンに使う香草類が消えているコトに気づいていたので、どうせナイのなら農民市場にでも行って地元の新鮮ヤサイを購入して使おうと思った。
この日入荷していた青菜の中では小松菜のデキが一番よかったので即決断。そして親指ほどのエリンギがどっさり入った袋が￥100と嬉しい発見もあって、コレでパスタの材料は揃った格好だ。
解凍したカニ爪をガーリックオイルで他の食材と一緒にソテーし、トマトソースと生クリームを加えてベースの出来上がりだ。ジツは生クリームを買いに走るのがメンドーだったので、ちょっとだけ煮詰めた牛乳に無塩バターを落としてソレっぽいモノで代用したのではあるが、コレがけっこーイケてしまってオドロキなのである。
茹であがったパスタを中火で加熱しながら和えて完成、意外にパパッと済んだワリには豪勢に見えるパスタなのだな。

一緒にいただいたワインはスペインはラ・マンチャの「エル・コンシエルト」の白。フルーティーでありながら甘辛のバランスがよく、お値段もソコソコの優良ワインである。
ラベルのデザインがとても気に入っていてチェロのような弦楽器とピアノの鍵盤をイラストした構成が素晴らしい。音楽や美術と食事・料理とは相似した部分が多いので、こんなラベルを見るとナカミ云々の前にテに入れたくなってしまうものなのだ。