アサリの旬がやってきた『ボンゴレ・ロッソ』

県内の浜名湖産も出回ってはいるがまだ少し粒が小さく、もうちょっとのガマンだろうか。ソレでも旬のアサリが食べたくて大粒のモノを探していると九州から運ばれてきた“筏あさり”というものがあった。


熊本で養殖されているこのアサリは筏(いかだ)に砂の入ったハコを吊り下げて、その中でアサリを畜養するという一風変わったテクニックを用いているらしい。
潮流や水質を選んで都合のよい深さで育てることができるばかりでなく、ヒトデなどの外敵による被害を受けないコトもメリットなのだろうが、まだ歴史も浅く実験テキ段階の域を出ていないようでもある。
この時期にしては大粒なのはやはり九州と云う暖海性の潮の恩恵だろうか、ぷっくりと肥えた身が嬉しいではないか。ガーリックオイルと白ワインで軽く蒸したアトにトマトソースを加えてクチがやっと開く程度まで加熱してやるのが新鮮なアサリを美味しくいただくコツだろう。
トマトソースは水煮缶トマトを手で握り潰して煮詰めただけのプリミティブなものだ。塩や香辛料など一切加えていないのでソースと名乗るには少しばかりヒケメを感じるが、コレもソースには違いない。アサリの旨みを活かすにはヨケーなモノの入っていないこんなレシピが最適なのである。
茹であがったパスタをサッと絡め、皿に盛りつけたらパセリのコンカッセを散らしてやる。パスタは強めの塩で茹でてあるので塩加減がちょうどよい上にプリプリと弾力のあるアルデンテになってくれるのが有難い。
あぁ、旨いなぁ♪
こんなにカンタンで、こんなに美味しくていいんだろうか…




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Sora


ブ〜ン、ブ〜ン
ヘリコプターが旋回を繰り返していました



9:08AM, February 09. 2010.