山形県鶴岡『しなべきうり』

一般テキな発音のキューリではなく「きうり」と表記するところが面白い。そして刻んだりせずに一本丸ごと漬けるというのもユニーク、なかなかに漬物大国・山形らしいひと品だ。
水分をかなり抜いてあって、ガブリと齧りつけばパリパリとした食感にほんのり甘い醤油の塩梅が堪らなく美味い。もちろんカットしてフツーにゴハンのオカズにしたりお茶漬けの友にするのはキモチのよいものだが、敢えて切らずにそのままカブリつく快感は左党だけが知る愉悦だろう。
ところで「しなべ」というのは“しおれている”というコトバの方言だそうな、まあシナビてる…ってコトなんだろうなあ。ほんの少しだけ効かせてある唐辛子の辛味が酒の旨味や甘みをキュッと引き締めて嬉しい。

◆JAみちのく山形　櫛引農村工業農業組合連合会（櫛引農工連）
http://www.nokoren.jp/

☆お願い！クリックして下さい　「ブロぐるめ！」ランキングに参加してます〜
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

山形県は今回の震災で被害の大きかった宮城県や福島県に隣接していることもあり、発生直後から各種団体がその被災者の受け入れを表明してその整備を急ピッチで行った。救われた方々も多かっただろうが、受け入れた側の負担も少なからぬものであったに違いない。
被災地へのダイレクトな支援はもとより、こうした地味な行為に対してもエールを送りそして物品などの購入を通じた応援をして行きたいものだ…と思う。