三島駅前ランチ探訪記(7-7)『あなご天丼』@みしまや

いよいよ三島駅前のシゴトも最終日、暑く苦しい日々を無事乗り越えた自分へのご褒美にちょっとだけゼイタクしてみようと思ったのよ。
駅前のロータリーからグルッと見回すといろいろな看板がメに入ってくるが、ひときわ中年オトコの魂を揺さぶるものがある。それはビルの屋上に掲げられた『あなご天丼』のそれであってただの天丼ではなく“あなご”とわざわざ謳っているところが胸キュンなのよね。

初めてこの駅前に来た時から気になってシカタがなかったのだけれど、ある日偵察がてらそのお店の前まで行ってみると案の定庶民テキ価格からはややアッパークラス、しかし無闇にお高いという程でもなく休日のリッチなランチなら何の問題もないお値段の料理のいくつかが掲示されていた。
ん〜こいつはシゴトの最終日にセルフお疲れ様ランチと洒落てみるのがいんでないかい?ってなスペシャルプログラムを思いついてしまったのだな、まったく性懲りもないエロおやぢである。だから嬉しいったらありゃしない、やっとその日がやってきたのだよ。もう朝から『あなご天丼』に対する期待が盛り上がり浮き足立ってしまいシゴトはテキトーにやっつけて…なんてことはないけれど、やっぱり昼休みが近づくとキアイがみるみるマックスまで上り詰めてゆくのが自覚出来たほどである。
お店に入ると先客は誰もいなかった。先日の悪夢がチラッと脳裏を掠めるが、違うのは店内が清潔に保たれていてテーブルには生花などがセンスよく飾られていて、しかもお店の従業員さんの接客が優しく明るく楽しかったことである。これは絶対にハズレなんかじゃない…という確信が湧いてきた。お店のおねーさんは「今日は暑くってねぇ、お客さんはドコに行っちゃったんでしょうね!街中もヒトが歩いてないでしょ?」なんてお店がガラ空きの理由を訊きもしないのに半分笑い顔でボクに語りかけてきたのよ。う〜む、確かにその通りかも知れないなあ、ホントに熱中症寸前アセダラ金時の火事見舞い状態の午前中だったしさ。

ボクはメニューブックを開きもせずに『あなご天丼』をお願いします…とツウっぽく注文した。まあ一見さんってことは風貌からして見抜かれることは判っていたけれど『あなご天丼』がモクテキでこちらにやってきたんだよ…てのをアピールしたかった思いもあるのさ。
少々の間を置いて運ばれてきた盆を見てメを見張るエロおやぢ…そう、こいつは“あなご天タワー”じゃないか!天ダネは“あなご・茄子・南瓜・アスパラ・舞茸・レンコン・梅干し”、申し分のないラインナップではないか。おねーさんが「梅干しの天ぷらはタネが入ったままですからね、気をつけてお召し上がり下さいね」とコトバを添えてくれたのがいいキブンだ。
ゴマ油のいい香り、やや甘いがコクと旨味がいいバランスの天ダレ…そしてサクッと芳ばしい天ぷらたちが「Art-Foodsさん、頑張ったね〜」とホメてくれるような幸福感!あ〜なんて美味しいんでしょ。自家製らしき漬物と冷奴の小鉢に料理人さんの心意気を感ずるし、しかもドンブリ自体がボリューム満点、小食なヒトなら食べきれないくらいの量が(ココまで待った甲斐があったってもんだぜ)みたいな勝利の雄叫びをココロの奥底で張り上げさせてくれるのよ。オカゲでこの日は晩酌タイムになっても空腹を感じないくらいハラ持ちのいい昼めしだったのだな。
昭和25年創業という老舗はホカの献立もけっこー人気があるらしく、ひとつひとつ丁寧に味わってみる時間とヨユーが欲しくなってしまった。三島に来たらウナギもいいけれど、こーゆー昔ながらのお味を堪能するのもひとつの道だとは思うんですけどね。


食事処 みしまや
http://f-koten.jp/shop/211
http://www.mishima-kankou.com/eat/738.html

静岡県三島市一番町17-59
TEL=055-975-8820
ACT=11:00-23:30 木曜定休




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今朝の富士山
梅雨明けした…って云うんだけど、いつまでもボ〜っとカスミ模様


4:37AM, July 26. 2014. @Fujinomiya-City






ムー吉殿
こんにちは!
真夏の『カレーうどん』!なんてステキな暑気払い〜(´▽`*)アハハ いかがでしたか?名店のお味は。京都など各地で『カレーうどん』の有名なお店がありますが、いちどもそーゆー処で食べたことのないボクであります。
今後の参考のためにやはり経験しておくべきでしょうにねぇ…