キリン『家庭用ラーメン』

ヘンなものを見つけるとつい買ってきてしまうクセはどうにも止められないのである。単に興味本位のときもあれば知的探究心をいたくシゲキされて〜などの場合もあって一律ではない。だけどね、そーゆーモノに興味をなくしたり常に同じものでなければ気が済まないような保守テキ思考回路に収まってしまうのはつまらないじゃないか。

新しい発見や出会いは一歩踏み出す勇気がなければ決して向こうからやってくることはない。ヒトさまから授かったり偶然ってこともあるけれど、それだって“持っている”ヒトってのはソレナリな行動をしているものなのよ、ボケっと固定概念だけではナニも起きない。
そりゃ失敗することだってあるさ。しかしそこから学べばいいんだし、だから人生は楽しいんだよ。おっと、なんだか説教じみて面白くなくなって来たなあ、エラそーにモノ申すのはこれくらいにしておこうか。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
スーパーで見つけたのは「キリン 家庭用ラーメン」というみょ〜にダサダサなパッケージデザインの商品だ。有名なビール会社とはカンケーなさそうだし…そう、そっちは伝説の“麒麟”がモチーフだけどコチラは動物園にいるキリンさんだからね。しかし家庭用…っていったいナニ?みたいなキャッチにはグッと来るものがあるではないか。

開封してみると油揚げ乾麺はプラトレイで保護されて割れや砕けが起きないようにされているのとはウラハラに、シンプルな外観に逆行するような二色カラー印刷のスープ袋…これはタダモノではない!みたいな期待感が湧き上がる。
いったいどんな会社が製造しているのだろう…とウラ面を見るときちんとホームページだってある。当たり前か、いまどきウェブで情報発信しない企業なんて生き残れないもんね。早速覗いてみるとこのインスタントラーメンの由来が記述されていた。

昭和40年に愛知県碧南市を中心として西三河地方で発売された、地元のソウルフード。平成7年に一時生産を中止したが、地元の方の熱い要望で復活しました!「末永く」「親しみやすい」商品になればと「キリンラーメン」と名づけられました。

そうですか、愛知県碧南市ですか。中部地方の隣県ってこともあってたまたま知ってる土地だけどフツーのヒトは知らない市だろうなあ、逆にボクなんか関西、特に岡山あたりから西のエリアでは聞いたこともない市町村名は今だにいくつも登場するからね。おっと、また脱線っぽいな…元へ。

食してみればクセのないお味で化学調味料・着色料・保存料不使用と謳っているのが頷ける。(これなら永いこと愛されるでしょ)みたいな温もりを感じる美味しいラーメンだった。どこにでもあるようなフツーの…ってのになかなかお目にかかれないのであって、近年のニッポン人はちょっといろんな意味で拘りを強く持ちすぎているのかもしれない。う〜む今日はなんだか説教指数がどうにも高い…なにかあったの?いえ、特に何も。ただこうした原点テキ食品にインスパイアされて考えることはたくさんあるのだよ。


キリンラーメン小笠原製粉株式会社)
http://kirinramen.jp/



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穏やかな日和に誘われてご近所散歩の昨日午後
モッコウバラがぎっしり咲いていた波トタンの壁にはハナトラノオ




昼顔ってこんな時期まで元気なんですね






ムー吉殿
おはようございます!
きっと各地方にこんなラーメンがあるんでしょうね。町興しという大義名分を掲げ今までなかったB級グルメの新商品なんぞを開発したものより、はるかにローカルソウルを感じるでしょう。
もしかしてだけど〜同様の製品が福井にもあるのではありませんか?



梅成弟子丸さん
おはようございます!
いや〜ありがたい! そーゆー情報を待っていたんですよ\(o^∀^o)/ ぜひぜひご厚意に甘えたいと存じます。
てなワケでセオリー通り静岡ご当地グルメとの物々交換でご承諾いただけますか。楽しみだにゃ〜



がんたさん
おはようございます!
そりゃ作り方が悪かったんだろ(´▽`*)アハハ 冗談はさておき、やっぱり愛知県の限られたエリアで販売される食べ物ですからねえ、お好みには合わないヒトもいらっしゃるでしょうね。特に愛知って独特なものがありますから。
それにしても何でこんな商品が静岡で売ってるんだろ…