約束

カワハギの煮付け

お気に入りの作家の本を読んでいたら沈没客船脱出に関する有名なジョークがあることを知った。ある外国航路の豪華客船が沈没の危機に陥ったときに船長が各国の乗客に対して早く飛び込んで逃げるように勧める話だ。


アメリカ人には「飛び込めばあなたは英雄ですよ」
イギリス人には「紳士ならすぐに飛び込むでしょう」
ドイツ人には「全員飛び込むのが規則になっております」
イタリア人には「飛び込むと女にモテますよ」
フランス人には「絶対に飛び込まないで下さい」
そしてニッポン人に対してはひとりひとりにそっと囁くように「…みんな飛び込んでいますよ…」


とまあこんな具合だ。おぉ〜よく国民性を捉えているもんだなあと感心する。しかしここに韓国人がいたならば船長はどんな説得と殺し文句を言っただろうか。ボクが想像するには

「飛び込めば過去の約束を反故にしてもかまいません、ついでに辞書から約束って文字も消去しておきすから」

笑うに笑えないジョークですな。ってゆうよりも約束はキッチリ守って沈没船と運命を共にし、この世から消え去って欲しいと思うのはボクだけだろうか。あぁ何でこんなこと書き始めちゃったんだろうなあ、ハラがたってきて収まらないじゃないか。
さて『煮魚』というお料理にも“約束”があって、生臭み消しの生姜を用いること、お味のアクセントとなる鷹の爪を加えること、強火でガンガンとイッキに攻めることなどがある。そして鮮度がいいことはそれ以前の問題なのである。


Canon Camera  CANON LENS FL 1.8/50(Type-1)  @ SONY α7

珍しく鮮度のいいカワハギ(実際はウマヅラハギですが)を見つけて「こりゃ煮魚にサイコーじゃん」とヨロコび勇んで購入してきた。もちろん相棒は日本酒、それも上品なやつではなくて安心価格の庶民クラスをコップで…ってやつですな。

そりゃ美味いに決まってるじゃありませんか。全て予測した通りのお味、ホクホクと淡白な身肉に甘辛いダシ醤油がシミシミしていて箸が止まらない。そして辛口の日本酒でクチを改め、またまたカワハギを…と繰り返されるアドレナリン・マックスな時間。
そしてその合間を淡白な湯豆腐が埋めてコーフン神経の振幅は衰えることが無いのよね。あぁコレって寒い季節のお愉しみじゃん、ついこの間まで冷房のお世話になっていたのがウソのような急展開。えぇっとぉ、次は「おでん」もいいし、豚キムチ鍋ってのもたまんないよなあ…ってところで、そう云えばキムチってあの国の食品じゃん、ってことに気が付いて購入食材の出自を少し変更しなければならないことに気が付いた。
安価なのでこれまでは韓国直輸入のキムチも時折購入していたのだけれど、これからは連中に一切の金儲けをさせたくないからねえ、ちょっと無理してでも純国産キムチを買ってこなくては!とココロに刻むのだよ。
しかしここでもまたひとつの障壁があることに気が付いてしまうのだ。キムチのあのお味ってさ、韓国固有のトウガラシがないと出来ない部分があるのも事実なのでしてね、ちょっと困ったことになるのですよ。なんとかならないものか、う〜む。
そんなことを一杯飲りながら考えていたら、ヨルなのに社長から電話がかかってきて…えぇっ?まっさかぁ、ウソでしょ!?




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主役は雲


一昨日朝の富士山上空はとてもキレイな雲が拡がっていました
8:10AM, November 01. 2018. @Fujinomiya-City

Nikon  NIKKOR-N・C Auto 2.8/24  @ SONY α7


冠雪は今のところ減ってゆく一方なんですけどね
8:12AM, November 01. 2018. @Fujinomiya-City

Nikon  NIKKOR-Q・C Auto 4/200  @ SONY α7
 
 
 
 
 
 


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f:id:artfoods:20081202142609j:plain:leftたかみさん
その通りです!ただし代用品…と言ってしまうには惜しい美味しさですけどね (´▽`*)アハハ
釣り人あるいは漁師さんでないとなかなか味わえない「カワガギのキモ」、特に冬場はお味だけでなく量も豊かでサイコーですな。ボクもテメーで釣ってきてはよくお刺身の添え物としていただきました…あぁまた喰いたいっ!