でらうみゃ~でかなわんわ(37)

噂のにゃごやモーニング その20 「 コーヒーとパンの店 モカ

絶対ナチュラル主義!

はじめに申し上げておきますが、こちらのお店は「ベーカリー」ではありません。と言うのも日常的に利用しているGoogleMapの表示ではお店のカテゴリアイコンが「レストラン」になっているし、クリックして表示されるインフォメーションには「ベーカリー」…もういーかげんと云うかメチャクチャですな。

さてそんなお店をどうして見つけたかと言いますと、清須に在る「日吉神社」さんに行こうと思いまして、どーせ行くのなら近くにモーニングサービスでもやっている喫茶店でもあれば都合がいいなぁ…と思い、例のGoogleMapを駆使してグリグリ探すわけです。グリグリってねえ、そんなにチカラを入れなくてもパソコンのマウスは動作するのでありまして、まあ精神テキな様子とでも言いますか、とにかく必死になって探すのですよ。
そうそう、そのマウスなんですが…5~6年使ったかなあ、とうとう調子が悪くなりましてねぇ先日久しぶりに買い替えましたよ。ボクは先ずワイヤレスじゃないとダメでして、しかもレーザータイプの5ボタンってのが必須条件。そして見た目もカッコいいやつが欲しい…と出張先近くの商業施設・家電コーナーで購入してきました。おっと、脱線ですよ、元へ。

実際の行動はカーナビゲーションを利用するのですが、事前調査ではやはりGoogleMapです。空から見た衛星写真では住宅地の中に在るようですね、解りやすいように周辺はモノクロにしてターゲットだけをカラー表示させてみました。例のオレンジ色アイコンとブルーの屋根が「 コーヒーとパンの店 モカ 」さんです。

クルマのナビゲーションシステムもカンペキではなく、ターゲットの入口や玄関に案内してくれるとは限りません。特に登録されていない目標は住所インプットで対応するわけですが、その建物のウラ側に誘導されたりして「ここはドコ?」みたいな経験を何度もしています。今回もソレに近いものがありましてぐるっと回ってリトライ、ようやくお店にたどり着きました。いや~ホントに住宅地の中ですな。
駐車場はお店の前に2~3台停められるスペースがあります。短い階段を昇り、キレイにお手入れされた鉢花の脇をゆくと左手に玄関ドアがありました。中はナチュラルウッドのフローリング、白い壁に大きなガラス窓の明るい店内なのでありました。
朝8時の開店直後、先客はなし。女性店主殿のハナシではピークのスタートはちょっと遅めなのだそうです。そしてお客さんは圧倒的にご近所さんシルバー…そう、サロン化していると言ってもいい様子みたいです。

INFOBAR A03

さっそくコーヒーを注文しました。本日のコーヒーは「サントス」ってことになっておりまして、小さな厨房スペースから豆を挽く音が聞こえてきます。楽しみですねえ、そしてどんなモーニングが提供されるのでしょう…と待っていると来ました来ました、うわ~『フレンチトースト』じゃありませんか。

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MINOLTA  M-ROKKOR 2/40  @ SONY α7

このお店を「ベーカリー」と誤認したヒトはきっとこんなワケだったのですね、パンや焼き菓子など全て女性店主殿の手作りなのです。「考えてもみればパンの仕込みに割く時間が一番長い」と仰っているように相当なウェイトが置かれているようなのであります。
その甲斐あってかとってもナチュラルな風味のパンは味わい深いものなのでありまして、ヤケドしそうなほどアチチなフレンチトーストや芳ばしいバタートーストはとても美味しいものでした。
ジャムがトッピングされたプレーンヨーグルト、茹でタマゴとフルーツ、そしてコーヒー…スペックとしてはごくフツーのモーニングのサービスセットですが、静かに優しく手作りされたそれらは絶対ナチュラル主義!って感じでして、まるで自宅で食す朝食のようでもあります。こんな食事が¥350でいただけるとは、なんてシアワセなご近所さんたちなのでしょう!と思うわけです。もちろんキホンのコーヒーの美味しさも見逃せませんな。
女性店主殿はこのお店を開く前は沖縄のほうでダイビング(のシゴト?)をされていたそうで、短い時間でしたが楽しいお話をうかがうことができました。そんな気さくで明るいお人柄もこちらのお店にお客さんを惹きつける要素なのでしょうね。
そうそう、夏ミカンをいくつかお土産にいただきましたが、コーフンしていたせいかお礼も申し上げずに去ってしまったことをハンセーしております。それにしても美味かったなあ、こちらのモーニング。


コーヒーとパンの店 モカ
愛知県清須市清洲1丁目9?9
TEL=050-5205-9636
ACT=7:30-16:00(土日祝~12:30) 不定





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清洲山王宮 日吉神社

厄をさる福を招く・天下随一お申神社

おサルさんが祀られたこの珍しい神社は光仁天皇時代の宝亀二年(771年)が発祥とされますから、歴史的にはかなり古いものかと思います。また当然のことながら尾張三河出身の三英傑(信長・秀吉・家康)もこの神社との縁が深く、その痕跡が今でも残っているわけであります。


拝殿前には御幣を担いだ猿が神の使いとして配されていました。

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各所サルだらけです。
絵馬の図柄、旧拝殿に掲げられた大絵馬は水墨画家・井上北斗氏の作品、社殿の屋根瓦にもおサルさんたちが…。

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ちょっと変わったお祓いも体験してきました。
「人は日々の生活の中で様々な苦しみや悲しみそして恨みを持ってしまうものですが、そうした感情のわだかまりや執着を捨て、赦しと癒しの心で他者と向かい合えるように祓い清めましょう」ということで「はきだし皿」というものを購入し、それにそれらの思いを吐き出し封じ込め、そして「清祓所」に割り捨てることによって本来の清らかな心を取り戻すことが出来る…というものです。
ボクですか?もちろんジッコーさせていただきました。まあナカミは内緒ですが。

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境内には「子産石」と呼ばれる女陰石が祀られていました。尾張の人々ってこのテのエッチなものがスキですなぁ…って目的が違うんですね、秘宝館じゃないんですから。

ご婦人がこの石に触れるとたちどころに懐妊すると伝えられるものですが、豊臣秀吉の生母殿(清洲町朝日の出身)もこの「子産石」に触れ祈願し子を授かったとされています。秀吉の幼名が「日吉丸」だったのもこの神社への畏敬の念からなのでしょうか。

現在は子授かり、安産、夫婦和合の石として奉られていますが、それにしても女陰石ってスゴいものを見つけてきたものですねえ。
確かに女陰を想起させる形状ではありますけれど、味方によってはソレに挿入されているたくましい男根のようなカタチも見てとれるのでありまして、なかなかに奥深いものがあります。




境内には山王稲荷社もあります。
非常に美しく整備された神社で、とても清らかなキモチになりました。

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なんだか久しぶりにいいお天気だった休日、間もなく桜の便りも聞こえてきそうな三月二十四日なのでありました。


MINOLTA M-ROKKOR 2/40, M-ROKKOR 2.8/28,  Ernst Leits M-ROKKOR 4/90 @ SONY α7




清洲山王宮 日吉神社
http://hiyoshikami.jp/
愛知県清須市清須2272番地
TEL=052-400-2402