新筍のパスタ

芝川・内房地区特産の新筍で春にサヨナラ

哀愁のイナカ町・富士宮の西に位置する旧芝川町(平成二十二年に富士宮市と合併)は一級河川富士川とその支流がいくつもあるエリアだ。水が豊富であることは農耕に有利ではあるけれど、同時に氾濫などの水害を発生させる原因にもなっていたので古の人々は各所に竹を植えて山や土手の強化につなげていたのよね。
竹林がたくさんある…ってことはタケノコもたくさん産出されるわけなのであって、春になると富士宮市内の各所店頭にその新筍が並ぶわけです。特にこの芝川の内房(うつぶさ)地区のものは品質がよくて食味もたいへんに結構なものなのよね、だからヨソの地区のものに比べて倍ぐらいのお値段で取引されているのです。おサイフにヨユーがないと購入決定に至ることはなかなかに難しいのでありますが、今回は母上がバカ息子の帰省に合わせて購入してくれてあったのですね。

Arsenal V.I.Lenine MC HELIOS-81N 2/50  SONY α7

ですからそれを使った料理をかな~りチカラを入れて作って差し上げなければならないわけなのですよ。やはりここは例年評判のよろしいパスタで…てのがあまりチエやサイフを絞らなくても出来るメニューなのでありましてね、早速調理に取り掛かるエロおやぢなのであります。

長い出張とその宿舎生活だったためテメーで調理をするのは久しぶりです。まあそうはいっても慣れた作業ですからどーってことは無いんですけどね、ちょっと変わったパスタ乾麺を購入ストックしてあったことをすっかり忘れていましてね、フツーはDeCeccoが一番多いかな…次にBarillaかBuitoni。本当はLaMolisanaとかGarofaloもそこに加えたいんだけど、哀愁のイナカ町では見たことありません。
だから静岡市内のデパ地下や輸入食料品店などで見つけると幾つか購入しておくわけです。そんなある日、お目にかかったことのないブランドのパスタ乾麺が売られていました。しかもイタリア産だし安いときたもんだ、こりゃ買わないテはないでしょ…てことで二種類ほどお試しに購入してあったものです。
今回はフォト上のLiguoriってほうを使用してみましたが、大好きなDeCeccoに似た印象でちょっとカサッとした表面がいい感じにソースを吸ってくれて、なかなかに使えるパスタなのでありました。
おっとそんなハナシより『新筍のパスタ』ですよね、うっひっひ~やっぱり美味いですよ。これだけ元の素材がいいとテキトーに作ったってそこそこ美味しいものが出来ちゃうものですけれど、年に数度しか食べられない貴重な食材だと思うとやっぱり本気で作りたくなるもんです。
香り、甘み、食感…どれをとっても一級品の芝川内房の新筍、パスタに絡んでサイコーです。これで春にサヨナラですね。
トッピングの山椒の新芽?あ~庭の隅に出てるやつをちゃちゃっと…。こーゆーパスタってイタリアのヒトが食したらどう思うんでしょうねえ。




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雨の連休スタート

小寒かったけど快晴のナゴヤを出て静岡に戻った途端に雨。しかも連休スタートは連日雨天のスタートなのであって、アソビ計画を念入りにプランニングしていた方々には本当にお気の毒な平成末日なのである。

いろいろとヤボ用も多くてシュミのことばかりにかかずらってはいられないのだけれど、先月初めにヤフオクで落札したニコンのレンズが実家に届いていて、早く試してみたくてソワソワしちゃっていたのよね。
ボクは基本テキに単焦点のレンズが好みなんだけど、やっぱりズームも時には便利だし…それにプロ用と云われ当時10万円以上したF4通し80-200mm高級ズームレンズ極上コンディションが今では格安にゲット(落札価格は1樋口さん)できる時代になったのよ、買ったってバチは当たんねーだろってなもんさ。
ジツはその旧タイプでF4.5同焦点の歴史的名玉も持っているんだけど、光学性能が格段に向上していると聞けばウズウズしちゃうわけだし、0.5の明るさの差も大きいに違いない…という言い訳だらけのドロ沼住民である。

で、早速試用してみた。あいにくの雨なのでタタッと撮れる対象を庭で探すわけだ。
そして片隅で毎年咲いてくれるスズランが今年も綺麗に咲きそろっているではないか。好天のスッキリ画像もいいんだけどね、雨の湿度を感じるような風情もけっこースキっていう偏屈者です、これに焦点を絞りましょうか。

う~む、最新のレンズのようにカリカリ描写ではないけれど、柔らさとピンポイントなエッジのある合焦点が同居する描写はなかなかのものではないか。ボケの味わいも悪くないし、実用現役オッケーでしょ。

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雨中鈴蘭乃図  Nikon Ai-S Zoom-NIKKOR 4/80-200  SONY α7

旧タイプはどちらかというと骨太な描写だったけど、新型(と云っても20年以上ムカシのものですが)はかなり繊細な結像と洗練された色彩を生み出しています。
今では見かけることもない直進ズーム方式ですが、ゲットした個体は摺動部がスカスカになっておらず、まるで新品のようなネットリ感が保たれているところがステキです。まあスペックやメカのことより「何を撮るか」なんですけどね。


そんなスズランで思い出しました。
平成のシゴト最終日は例の「カフェドすずらん」さんに行きモーニングサービスでコーヒーをいただいてきたのでありますが、食し終えそろそろシゴトに向かいますか~と思っていたら…

なんとおねーさんがコレもどーぞと『みたらし団子』を出してくれましてねぇ、緑茶までサービスしていただくなんて…まあなんてラッキーな一日のスタートなんでしょ!となったわけです。
シゴトへ急ぐ朝じゃなければねぇ、もうちいっとゆっくりしたかった「カフェドすずらん」さんであります。