■ 噂のにゃごやモーニング その37 「カフェ 猫の散歩道 」
ネコがテーマのカフェ
先日視聴していたテレビ番組で近年のペット事情について「かつてはイヌが人気ナンバーワンだったけれど、このところはネコがその地位を奪取している」と報じていた。そうだよな、雑貨屋さんなどでもネコグッズが非常によくメにつくし、カレンダーもネコのフォトってのがイヌよりも多かったりして世の中はネコちゃんに席捲されているかのような感もあるのね。
ボクはネコが嫌いではないけれど特にそれほど気にはしていないのであって、もしペットを飼える身分になったならやっぱりイヌ…とりわけ大型犬がいいなあなんて思っているわけです。まあたぶんユメで終わってしまうでしょうなあ…せいぜい散歩のときに出会うワンちゃんをナデナデするくらいかな。
さてそんなボクの親戚や知人にもネコ好きがいますけれど、その人たちが大喜びしそうなカフェを見つけました。その名も「カフェ 猫の散歩道」、もうズバリとネコマニアックなお店です。
ひとつひとつをフォトにしたら膨大な数になってしまうのでザッとでしかありませんけれど、お店の外から内まで、もうネコだらけ。
そうそう「だらけ」って云えば「結構毛だらけ猫灰だらけ」ってのがあるじゃないですか、映画「男はつらいよ」で車寅次郎ことフーテンの寅さんが述べた口上の一節ですな、この後にもう少し長い口上がつくのですが、それは食べ物ブログに書くべきではないコトバや倫理テキに問題のある表現も含まれておりますのでここではカットしますけれど、要は意味としては「もう結構です」のダジャレなんですけどね、モンダイは何でネコが灰だらけなんだよってことです。
灰だらけのネコなんて見たことありませんけれど…と思い調べてみました。
ちゃんと研究している御方もいらっしゃるんですねえ、有難くその解をいただきました。それは「昔は現在のように便利な暖房器具など無かったわけで、飼い猫は厨房の竈(かまど)の前に座って暖をとるわけですが、火が収まってしばらくしても竈の中はまだ温かさが残っているわけでして、ネコはその中に潜って体温保持をしたわけです。それで灰だらけになったネコが…」てのがその顛末らしいのですな、なるほど。それはいいんですけど、脱線じゃないですか?ですよね~、元へ。
モーニングサービスはトーストのトッピングを何種類かの中から選択できるようになっていましたけれど、ボクは『ブラックペッパー』(もしかしたら黒コショウって書いてあったかも)をお願いしました。へえ~ブラックペッパーねぇ、パスタやスープなんぞにはガリガリと粗挽きしたものを用いることが有るけれど、トーストにもアリってのは知らなかったぜ、初めてでやんす。
いやいやいやっ!バタートーストにガリガリ黒コショウって、こんなに美味しいものなんですねえ!これはイケます。さっそくお家でもマネしてみようと思います。
ソレはソレでいいのですが、添えられた「トマトスープ」が秀逸で驚きました。けっこー甘めなので最初は?なのですけれど、トマトを始めとしたヤサイの旨味がギュッと濃縮されている感じがして美味いのですよ。朝食のサラダがわりにスープってのは何だかゼイタクな感じがしていいものですな。
それにしても器からナニからネコちゃんがいっぱいです。茹でタマゴにまでネコのイラストが描かていたのには参りましたけどね、ここまでコダワってしまうともう脱帽するしかありません。
ネコちゃんがスキな方にはぜひ行ってみていただきたいお店です。モーニングサービスも質がよくて満足ですしね、これならきっとランチなど他のお料理も期待していいかな。因みにモーニングタイムは開店から13時まで、ランチタイムが11時から14時までとサービスタイムが一部被っています。客のライフタイムに合わせてチョイスできるところがいいですね。
ただしオッサンが独りで行く場所ではないような気がします…てか、かな~り場違いなフンイキでして。本当はお店の内外にたくさんあるネコちゃんたちを撮影したかったのですけれど、なんだか逃げるように去ってきました。
◆ カフェ 猫の散歩道
愛知県あま市七宝町鷹居1丁目79
TEL 052-444-4414
ACT=8:00-17:00 金曜定休+第三土曜休
■ 天桂山 廣済寺
尾張三十三観音霊場第15番札所
あま市の七宝町にある廣済寺(広済寺:こうさいじ)さんに行ってみました。なかなかステキな鐘楼があるのですが、補修工事中でトラフェンスが周囲に張り巡らされていて残念切腹!
ってねぇ、こんな場所でハラキリするわけにもゆかないし、気を取り直して参拝・拝観するわけですな。
境内では六地蔵がお出迎えしてくれます。尾張三十三観音霊場第15番札所となっていますが、三河三十三観音霊場、尾張三十三観音霊場、美濃三十三観音霊場、豊川稲荷をあわせた「東海百観音霊場」の第15番札所でもあります。
ご本尊さまの聖観世音菩薩(御授観音)が描かれた絵馬が風に揺れ、静かな境内にそのカラカラという音が響いてゆく様は詫び寂の世界。
御朱印をいただくために待っている間、庫裡のまわりを歩いていると手水鉢にびっしりと浮草が。これもなんだか詫び寂の世界ですな。