遅くなった昼めしは - artなfoodsのDiary

■イニシエ系喫茶の日替りランチを

一宮市「喫茶はなのき」

運がよくないと云うか間が悪いこともあるもので、任された左官シゴトの仕上げが昼どきと重なってしまった。タイミングがズレるとえらいことになってしまうので、コチラの主義主張都合嗜好趣味要求習慣本能煩悩能力性格情緒といったものにカンケーなくその作業を遂行しなければならないのよね。

ようやく満足のゆく状態になったのが13時近く、ハラが減り過ぎて立っているのがやっとだった…ってのはウソですが、とにかく昼めしにありつきたかったのはご理解いただけますよね。
そうなると飲食店が近いほど有難いのでありまして、現場から歩いて5分ほどの場所に喫茶店が在ることを思い出したのですよ。やはりソレも平素からの心がけと云いますか、例え現場に急ぐ路上であってもクルマを運転しながら常に喰い物屋チェックを怠らない人生の賜物なのでありまして、やっててよかった公文式…じゃなくって、やっててよかった喫茶探しなのよね。

さてその喫茶店は「はなのき」と平仮名看板のあるイニシエ系のお店で外観にもヤレが目立ち、駅から近いとか幹線道路沿い＆大きな駐車場があるといった立地条件も不利な要素が多い。つまり今どきのオサレな若者たちはこーゆーお店は意にも介さないし利用もしないだろうね。いいところもあるのになあ。

当然集まってくるのはご近所シルバーが主体で、そこにその前の道路を使う営業のヒトやドライバーさんたちが加わる…ってことになるのでしょうか。”モーニングの聖地・一宮”市内ですからさぞかし…と思いきや、こちらのお店はモーニングサービスにあまりチカラを注ぎ込む様子はなく、それよりも「ウチはランチで勝負だぜ！」といったフンイキが滲み出ているのよ。

その入り口に立つとランチの案内がボードに貼ってありました。手書きではなくパソコンあるいはワープロで作成した文書形式で紫陽花のフォトまで取り入れてあります。日付が入って「本日の…」とありますから、これを毎日作成しては掲示しているのでしょうね、かな～りなキアイとみました。ではでは早速入って注文しましょうか、ハラもちょ～減ってることですし。

f:id:artfoods:20190713164512j:plain

内部は見事なまでにイニシエ系でありました。意外に面積は広く、また50席以上の規模であります。
当然、禁煙とか分煙といった概念は存在しないようでありまして、タバコのアッシュトレイが各テーブルにばっちりとセットされておりました。それにしてもアイスブルーの仕切り腰壁に赤味の強いウッド柄テーブル、そこにキョーレツなパープルのレザーソファ…なんとも個性的な趣味のインテリアじゃありませんか。

f:id:artfoods:20190713164606j:plain — MINOLTA　M-ROKKOR 2/40　　SONY α7

さあ、肝心の日替りランチです。メインは白身魚のフライですが揚げたてアチチなのでありまして、サクサク衣の中からふんわりふっくらとした白身魚の身肉がいい香りと共にクチを満たします。美味いです。
煮込みハンバーグはロースハムで巻いてありフライドポテトや生ヤサイも添えてあります。ナゼかそこに焼餃子が二個と厚焼き玉子と紅白カマボコという幕の内弁当テキな要素も展開されているわけでして、大根チクワはんぺんコンニャクのおでんカルテットも加わってボリューム的には充分すぎるものがありますし、食味はどれも上等なものなのであります。そしてゴハン・漬物・赤だし味噌汁…これで￥650ですか？めっちゃお値打ちです。

あ～満足です。
もう午後のシゴトのことは考えたくありません…ってか、もうほとんどミッション達成なのであとはテキトーに過ごして楽勝フィニッシュだぜ、むふふ。