■ 噂のにゃごやモーニング その90 「 喫茶 エポック 」
セルフで作って食すトーストサンド
愛西市は愛知県の最西部に位置する自治体ですが、このナマエってなんとかならなかったんでしょうかねぇ、あまりに安易に立案されたもののように感じます。このテのナマエは全国各地に多数存在するのでありまして、歴史も文化もヘッタクレもない低レベルさには呆れるばかりなのであります。
まあソレはさておき、この「喫茶 エポック」さんはそんな愛西市に在るお店なのですが、周囲は畑や田など田園風景が拡がるのどかな場所です。愛知県立佐織工業高校のグランドに隣接し、近くまで行けば「あ~あそこね!」って感じでスグに見つけられるところが街中の喫茶店とは違うところです。
お店の敷地は細いタテ長の畑地をモロそのまま利用ってところでしょうか、駐車場も12台分がヨコ一列となる配置でありまして空きスペースを探すテマが省けます。自宅兼店舗の外装はなかなかにステキなものですし、Epockの文字が金属製の立体ロゴマークになっているのはヨーロッパでよく見られるアイアンサインボードのようで、これもいいセンスですよね。
喫茶エポック店内_190928 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
店内も敷地と同じようにタテ長の構造で、南東向きのウインドウから陽光がたっぷり取り込めるインテリアです。
そんなエポックさんのモーニングサービスは「セルフで作って食すトーストサンド」なのでありました。プレートには薄切りの山型食パンが二枚分4切れ、レタスとハムとタマゴフィーレが盛りつけられ運ばれてきました。
そのままいただいても宜しいのでしょうけれど、これはテメーで挟んで喰えってやつですな。しかしちょっと不安に思ったものですから周囲を見回しますと他のお客様方もそうしておられるようでして、自信を持ってセルフサンドにしていいようです。
旨いっ! なんとな~く休日の自宅での朝食を思い出させる作法です。コーヒーも美味しいし、明るくそして静かな店内で落ち着いて朝食をいただくことができるのであります。
そしてもうひとつ、サービスで「九州の黒棒」が添えられてきました。愛知県の喫茶文化としてコーヒーの合いの手に豆菓子(よくあるのは落花生にコロモをつけて揚げたもの)が添えられることが多いものですが、この菓子は初めてでした。
子供のころよく食した経験があり、なんだか懐かしい風味でとても美味しかったです。へえ~黒糖の個性的な甘みって意外にコーヒーによく合うものなんですね。
◆ 喫茶 エポック
愛知県愛西市渕高町東西野 2-1
TEL=0567-37-2730
ACT=7:00-17:00 水曜定休