でらうみゃ~でかなわんわ(141)

噂のにゃごやモーニング その97 「 喫茶 希(のぞみ) 」

クラシカルな郊外型喫茶店 in 春日井

こちらのお店を知ったキッカケは、いつもの喫茶ボンフールさんからシゴト現場に向かう経路で事故かナニかが起きて渋滞していたことによるものだったのです。咄嗟に経路を変更しいつもは通らない路をズンズン進むわけです。ムカシならドコドキものだったのでしょうけれど、小牧・春日井近辺は土地カンみたいなものも備わってきていたし、何よりカーナビゲーションという心強い味方がありますからね。

喫茶「希(のぞみ)」

そこに突如現れたクラシカルな郊外型喫茶店、おっとっとぉ~ノーチェックだったぜ!こんな場所にこんなステキな喫茶店があるなんてさ!
帰宅してからその印象的な喫茶店を GoogleMap で調べてみますと店名は「希(のぞみ)」さん、なんと営業時間は朝の六時から正午までという究極の郊外型喫茶店 in 春日井なのでありました。

欲深いエロおやぢはその数日後に早速お邪魔してみるわけです。おぉ~、最初に見た印象は間違いありませんでした。外観はもとよりお店のインテリアもレトロなのでありまして、非常に心安らぐものがあります。モーニングサービスの内容を云々する前に、もうほとんどコレだけで満足してしまうフンイキなのでもあります。
そしてそのボックス席に身を委ねればテーブルにはお砂糖・爪楊枝・塩という三種の神器に加え灰皿もセットされているわけですね。先進国とやらの習慣やヒステリックな嫌煙ブーム(敢えて”ブーム”と呼ばせていただきます)のオカゲで高額納税者の愛煙家が肩身の狭い思いを強いられる中、こうした思いやりがみょ~に有難く感じてしまうのはなんだか倒錯した精神状態のような気もしますけれども、旧い考え方に縛られている中年オトコは「認められる社会もあるものさ」などと開き直ってみたりもするのですよ。
そんなことより大いに驚いたと言いますか、少し感動を覚えたのはその灰皿と一緒に箱マッチ、しかも大箱のものが置かれていたことなのです。マッチという着火器具そのものがなかなかお目にかからないものなのに、その最大サイズがこうして目の前に在ることに驚愕するわけです。あぁムカシのニッポン人テキ感覚のサービス精神なのですよ、これが伝統的なニッポンの喫茶店文化なのですね。もちろん異論反論はあると思いますけれど、一部のマニアックな人々にこうしたものが支持されている事実もあるわけです。

なんだか脱線っぽくなってきてしまいましたね、モーニングサービスの話に路線を修正しましょう。
例によってこちらのお店もメニューってもんがありません。なので尋ねてみるとトーストとサンドイッチが選べるようになっているようです。日ごろヤサイ不足気味なエロおやぢとしましては生ヤサイが摂取できそうなサンドイッチをお願いするわけです。

喫茶「希(のぞみ)」のモーニングサービス   MINOLTA M-ROKKOR 2/40  SONY α7

おぉ~っ!いいモーニングサービスじゃありませんか!そして食してみても見た目を裏切るようなものは何もありません、美味い美味い美味い!しっかりと淹れられた濃い目のコーヒーにとてもよく合います。早朝からこんなサービスをしていただけるなんて本当にシアワセだと思いますよ。

開店直後のお客さんは数人だった店内も、ボクがお店を出るころにはほぼ満席になっていました。そりゃそうだよね、こんなリッチなサービスがあるなら支持してくれる常連さんだってたくさんいるはずさ。

喫茶「希(のぞみ)」の店内_191009 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

そんなお客さんの中に作業着&帽子に加えゴム長靴を履いたままモーニングサービスを求めていらした方がいらっしゃいました。まだ田畑の多く残る春日井市なら日常テキなひとコマなのでしょう、微笑ましいといいますか「あぁこんな風にアットホームな喫茶店なんだなあ」と思った次第であります。
さあシゴトだぜい!と駐車場に出ると一台のトラクターが停まっていました。ははぁ~ん、さっきのジイさんはこれに乗ってきたんだなあ…って。


喫茶 (のぞみ)
愛知県春日井市四ツ家町二ツ杁14
TEL=0568-33-1149
ACT=6:00-12:00 火曜定休




クリック↓↓↓で応援をお願いします