でらうみゃ〜でかなわんわ(5)

噂のにゃごやモーニング その3「カフェレスト サンタナ

休日にその前を通りかかるといつも駐車場は満車、面する県道にまでハミ出しているのは未だいい方で、路上駐車しているクルマもあるくらいなのが気になる喫茶店だった。う〜む、これはいつか行ってみなくては…と大いに期待していたお店である。


MINOLTA  M-ROKKOR 2/40  @ SONY α7

にゃごやモーニングもこちらで三軒目、やはり老人の多さが印象的だ。まだ薄暗いうちからみなさん集まりだしては短いコトバで注文をしている、つまり常連さんなのでメンドくさいことを言わなくてもお店のヒトはちゃんとわかっていらっしゃるのである。
さてボクのテーブルに運ばれてきたモーニングセットを見てちょっと驚いた。

くっ…串カツ!おいおい、朝から串カツかい。しかも作り置きしたものではなく、揚げたてのサクサクアッチッチ〜なのである。道理でウスターソースがテーブルセットにあるわけだ、いや〜参りましたね。
しかしそんなインパクトのある変化球で目先をゴマ化しているわけではなく、サンドイッチは作りたて二種類がセットで美味しいし、ヨーグルトにも三種のフルーツソースが落とされている。コーヒーだってちゃんとコクと香りのよいものでカップのセンスはなかなかのものだ。うっそ〜、コレで¥380?ホントかい…。
モーニングのサービスセットはこれを含めて六種類あって、なんだかオールで制覇してみたくなる。

ハミ出し駐車が出るほど人気があるのはこのモーニングだけでなく、どうやらランチのセットもイケてるからなのらしい。美味しくてボリュームがあってお得感満載…こんな素晴らしい喫茶店が密集してしのぎを削っているんだからナゴヤって凄いもんだ。
そしてちょっと感心したのは、レジ脇に昔ながらのオリジナルブックマッチが置いてあり自由に持ち帰ってよかったこと。もちろん記念にいただいてきたけれど、なんだか久しぶりに出会ってほっこりした。大学生のころは静岡でも未だ喫茶店が隆盛していた時代なのであって、どのお店もオリジナルのブックマッチや箱マッチをサービスで置いていたものだし、ボクもそれをセッセとコレクションしていた。あぁ懐かしい昭和の思い出。


Cafe Rest サンタナ
愛知県あま市七宝町下田江西60
TEL=052-442-8259
ACT=07:00-17:00 木曜定休





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甚目寺

サンタナさんでほっこりしたあと、兼ねてから探索してみたかった甚目寺方面に向かう。毎日シゴト現場に向かうのに甚目寺南というランプから名二環(名古屋第二環状高速道路の略かな)に乗って小牧方面に向かうのだけれど、その甚目寺という地名からしてその名のお寺があるに違いない…と踏んでいたわけだ。

地図で調べるとちゃんとある。まあいいや、とにかく行ってみようじゃないか…程度の軽いキモチでしかなかった。しかしそこに到着してみるとあまりのリッパさに愕然とした。うっわ〜、スゴいお寺ではないか。

創建は推古5年(597年)、正式名称は鳳凰山甚目寺(じもくじ)であり東海三十六不動尊霊場第五番札所・尾張三十三観音第十六番札所となっている。重要文化財の南大門は源頼朝の命で建立されたものだし、本尊をはじめ三重塔や仁王像・山門・梵鐘など国指定の重要文化財がズラズラある名刹なのであった。
室町時代鎌倉時代の遺構が随所に見られ、一部消失したものを除き歴史の流れをしっかり現在に引き継いでいて素晴らしい。仁王は二体とも安土桃山時代福島正則が寄進したものだし、東門の御柱も江戸時代の寛永年間に再建されたものだと云うから、その重みに驚嘆するばかりである。
豊臣・徳川など歴代の国主から手厚い保護を受けた甚目寺だけにそのスケールと質は名刹と呼ぶにふさわしいものだ。ナゴヤでシゴトをすることがなければ知ることもなかっただろう…と思うと、もっと全国テキに有名になってもいいんじゃないの?とも思えてくる。


しかし周囲はほとんど住宅地であり門前町などの商店街は見当たらない。各地の門前町がその退廃をなんとか食い止めようと名物を考案したり名産品をアピールしている中、そんなムーブメントも起こらずに在るのはそうしたことの必要のないエリアだからなのかも知れない。似非B級グルメや付け焼刃名産品のせいで妙に観光客が押し寄せて荒れてしまうより、このまま静かな甚目寺であることのほうがいいのかも知れない…とも思う。

鳳凰山甚目寺
http://www.jimokuji.or.jp/
愛知県あま市甚目寺東門前24番地


KMZ  JUPITER-9 2/85 Red-P
Ernst Leitz  Elmar 3.5/50
MINOLTA  M-ROKKOR 2/40
Nikon  Ai-S Zoom-NIKKOR 3.5/28-50
SONY α7





う~様
こんばんは!久しぶりに自宅です。
と云っても束の間の事で、再来週からまた名古屋/(≧△≦)ヽ
マッチは本当に貴重品になりましたね、先日も小牧の喫茶店でハーフサイズの箱マッチをいただき本当に感動しましたよ。そのうちマッチなんて死語になって昭和時代を知るヒトのみ知る遺物になるのかなあ(´▽`*)アハハ