タナボタ美食まつり

■ 春の天丼 花籠御膳 in 和食処「まさご」

買い物ついでに美味しいラーメンを食べよう！と母上と連れ立って拙宅からクルマで10分ほどの場所に在る中華料理店に向かいました。ところが…Oh,MyGod！定休日じゃん！なのであります。まあよくあることですよ、たいていは事前に調べるのですが、記憶の定休日とズレてました…ってことですな。
シカタありません、隣り町のちょいハイソ系スーパーに近い位置にはいくつもの飲食店が在りますから、まあそのドレかにでも入ればいいんじゃないの？とスグにスイッチを切り替えその前を走り過ぎてゆくのであります。

先ずは漬け物三種…

そういえばしばらく「まさご」さんに行ってないねえ…と気が付きました。以前はよく鰻の蒲焼を食したり、春ともなれば旬の鯛料理なんぞをいただいたお店であります。いいぞいいぞ、そこにしよう！若干お値段は高めですが、千円以下でいただけるお得なランチもありますからね、そうサイフの心配はしなくてもよろしいわけです。いや、ボクの場合は年金生活者である年老いた母上のサイフって云うココロ強い味方がありますから、ドッチにしても慌てずに済む親不孝バカ息子ですよ、強気に攻めても大丈夫です、はい。

生ワサビをおろす…

実際お店に着いて武漢肺炎対策がバッチリ行われた個室に案内されメニューを開けば、そこには " 長崎・五島列島直送！春の鯛まつり " なんて文字が踊っているのでありまして、せっかく来たんだしさ、どーせなら美味しいものを食べようよ…てなことになってしまうわけです。なんだかそんな気がしたんだよなあ…と千円未満のお得なランチは選択肢から消えているのよね。
　
結局お願いしたのは「春の天丼 花籠御膳」というゴーカなセットメニューです。
サスガにその序章からしてステージが違いますね、先ずはお漬物が三種類別皿に盛られたものが運ばれてきます。あぁ、きっとこいつを肴に一杯飲るヒトもいるんだろうなあ。
そして次に生ワサビがおろし金と共に運ばれてきます。セットのお刺身はこいつで食して下さいね…ってことですな、う～ん素晴らしい！やっぱり上等なお刺身には生ワサビだもんね！ってことでスリスリしながらメインの花籠御膳が来るのを待つわけです。

春の天丼花籠御膳 in 和食処「まさご」　　　MINOLTA　M-ROKKOR 2/40　　SONY α7

おぉ～、昼間っからゼイタクですなあ…お刺身はマグロ中とろにサーモン、そして長崎からやってきた真鯛のお刺身！生ワサビがサイコーなアシストをしてくれてます。
そこにハマグリのお吸い物、茶わん蒸し、貝柱の酢味噌和え…メインはど～んと天丼。天ぷらは海鮮ばかりでなく春の旬ヤサイがたっぷりなひと品です。いや～どれを食しても美味くて美味くて美味くて…と永遠リピートな賛辞しか出てきませんね、シアワセでやんす。

ラーメンがハイグレードな季節料理に化けてしまいましたが、まあたまにはこーゆのもいいでしょう。中華料理屋さん定休日のオカゲで " タナボタ美食まつり " に遭遇した黄金週間前のひとときであります。
　
　
◆ 和食処 まさご
http://masago.net/wasyoku/
静岡県富士市浅間本町7-10
TEL=0545-52-5591
ACT=11:00-14:00 / 16:30-21:00　年中無休

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■ 庭風景　　桔梗の成長

桔梗が順調に成長しています
しっかり根付いたようで今年はひと株増えております
昨年は水無月の中旬に開花しておりましたが
さて今年はどうなんでしょう…
　

庭風景　桔梗の成長　　　LZOS　INDUSTAR-50 3.5/50　　SONY α7

ナ～ンでキーマカレーとチーズカレー

■ 焼きすぎたナ～ン

過日の昼食は既製品でよくある「ナ～ン」です。電子レンジで加熱すればふんわりもちもちになって美味しく食べられますが、ちょとだけ香ばしさも加えてみよう…なんて欲張ったのが間違いでした、ご覧の通りちいとばかし焼きすぎちゃいましてね。
その「ナ～ン」をコンベクションオーヴンに入れたまでは良かったのですが、いろいろな支度をしながらなのでハッと気づいたときは時既に遅し…あ～ぁな結末であります。
まあ食べられないほど焦げてしまったわけではありませんからそのままいただきました。バリバリした表面ともっちりしっとりな内部のコントラストが面白かったぜ！な～んて負け惜しみみたいな感想ではありますけれど、いや～実際ホントにけっこー美味かったでやんす。

ナ～ンでキーマカレーとチーズカレー　　　TTArtisan　1.4/35 C　　SONY NEX-7

キーマカレーはレトルトのもの、チーズカレーのほうもフツーのレトルトカレーを湯煎から出したところにシュレッドチーズをパラパラっと撒いてかき混ぜてやればご覧のとおり、なかなかに美味しそうなものが出来上がります。
しかし便利な世の中になったものですねえ、カレーもナ～ンも全て既製品。サラダのほうがよっぽどテマヒマかかってタイヘンだよねぇってなところです。そう、サラダって見た目はプリミティブでありますが、美味しくいただくためにはかな～りな工程を必要とする食べ物でありましてね、外食の時なんぞサラダがダメなお店だったりするとハラが立って…って脱線しそうなのでヤメておきましょうか、まあそーゆーことです。

ローストビーフサラダ

因みに夕食は『ローストビーフのサラダ仕立て』にしました。そのローストビーフのスライスも既製品ではありますが " サラダ仕立て " ってことでちょっとだけテマヒマかけたものにしました。
今回はイタズラして " 夏蜜柑 " をフィーチャーしてみましたが、これはけっこーイケましたね！柑橘の爽やかな香りと甘酸っぱさ＆苦みがローストビーフをキュッとシェイプアップしてくれましてね、オサレなカフェ風のひと品になりました。
　

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ところで例の武漢肺炎のワクチン接種ね、やっと母上のところにも「接種券」が郵送されてきました。あ、ボクですか？まだまだ先でしょ…まあそれはいいんですけれど、その接種日の予約をしなくてはならないわけですね。
通知郵送物の到着翌日、朝イチでネット予約をしようと市役所のホームページにアクセスしましたが、なんと受付終了…えぇっ!?何のためのネット予約なの？次回の受付は三日後からって表示されてますが、それってシステムの組み方が間違ってませんか？接種券の発行数から受け付けるべき予約数は判っているのですから、その分は流し込めるようにして当たり前かと思うんですけど。
もしかしてネット受付したデータを手作業でアナログ変換、つまり申し込み名簿を手書きしてるとか…あ～バカ役人ならやりそうなことだな、使えない奴らだよ。
当然の如く電話のほうは何度かけてもつながらない…人気音楽ライブのチケットじゃないんだよ、人の命にかかわることなんだから、きっちりシステムが動くようにしてくれないと困ります。時間がなかったとは言わせませんよ、この件が決定してから何か月の日が経っているかご存じないんですか？
政府や内閣の動きを批判する前に、自分たちが直接選挙で信任している自治体に対してキッチリと落とし前をつけてもらうべきでしょう。

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■ ケロ助のバスタイム

軒先に置いてあるデンドロビウムの鉢がこのケロ助のお好みのようです
土と水苔に窪みがありましてね…そこにスポッとハマるように寝ていたりします
先日はちょうど起床したところのようでして
まるでバスタブのフチに手をかけているような姿が笑えました
　

ケロ助のバスタイム　　　Nikon　Ai Micro-NIKKOR 3.5/55　　SONY NEX-7

バカ息子のエセ親孝行

■ ケーキいろいろ＠清水のマロニエ洋菓子店

昨日は所用で向かった静岡市の中心部、諭吉が十数枚も消えて行って寂しいものの無事に用は済ませて家路を急ぐわけです。それにしても暑い日だったなあ、クルマの外気温計は30℃を表示していました。
そして「そういえば今日は " 母の日 " ってやつだったなあ…」なんてふと気が付いてしまいましてね、いつもお世話になっている母上にはなにがしか感謝のキモチを表すべきじゃないのか、様々な負担をかけっぱなし…まあソレナリなことはしてますからパラサイト状態にはなってはいないとは思いますけれど、やっぱり世間一般テキな物差しでは親不孝者のバカ息子ってカテゴライズされるんだろうなあ…ってことで、急遽帰路ルートを変更し母上もお気に入りな清水の洋菓子店を目指すわけです。

ちょうど昨年の今ごろですね、そのお店を見つけたのは。シゴトで行った先の近くで見かけて、なんとな～くピンと来るものがあったものですから帰りに立ち寄り旬のイチゴのケーキを購入してみたのです。
これが大アタリでしてね、もうサイコーに気に入っちゃったわけです。ですからその少し後にも再び行きましてカップに入ったティラミスなんぞを買い求めてきました。ヒトに教えたくないスバラしいお店ですから、こうしてブログで紹介することさえ躊躇する…そんな感じですね。

ケーキいろいろ＠マロニエ洋菓子店　　　NIppon Kogaku 　NIKKOR-Q Auto 3.5/135 　@ SONY α7

相変わらずおねーちゃんが独りでやってました。おねーちゃんなんて言ったらシツレーですよね、ちゃんとパティシエと言いなさい！です。このご時世ですから、営業を続けていらっしゃるかどうかさえ不安に思っておりましたが、お元気そうな姿にホッとひと安心いたしました。

ショウケースには「母の日ケーキ」のホールもありましたが、ちょっと可愛らし過ぎるデザインでしたのでごくフツーのショートケーキをいくつかお願いしました。
レアチーズのタルト、フルーツタルト、イチゴのガトーショコラ、フルーツゼリー…どれも素晴らしいお味でした。そして過去の記憶そのまんまのナチュラルさに母上も大喜びなのでありました。なんだかバカ息子のエセ親孝行っぽい気もしますけれど、たまにはこうしていいフリこいても、これならバチは当らないでしょう。

◆ マロニエ洋菓子店 （ patisserie Marronnier ）
https://www.instagram.com/p_marronnier/
静岡県静岡市清水区押切1760
TEL=054-340-3338
ACT=10:00-17:00（火～土）　10:00-15:00（日曜）　月曜祝日定休

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■ 皐月富嶽

ジャスト日の出に壮大な雲の天幕…
名残惜しくなってきた冠雪の皐月富嶽
　
　
5:04am, May 10. 2021. @Fujinomiya-City

皐月富嶽　　　Nikon　NIKKOR-UD Auto 3.5/20　　SONY α7

フレンチハヤシはパンで喰え

■ " なんちゃって " からの脱却

エスビー食品さんの『フレンチハヤシ』ってのを見つけては作ってみたのは未だ春先の事でした。その時の顛末はこんなカンジだったのでありまして…

artfoods.hatenablog.com

まあ結果から申し上げますといわゆる " なんちゃって " だったわけです。そりゃそうだよね、フランスに「ぶなしめじ」なんてものあるわけがないのであります、ですから取り急ぎフンイキだけ楽しみました～みたいなところでしょうか。
ただ料理好きチャレンジャー型のエロおやぢといたしましてはそのまま引き下がっているわけにもゆかず、いつの日かリベンジを…と燃えておりましてね、先日「ぶなしめじ」改め「マッシュルーム」にてその料理に再びスポットライトを当ててみるのです。
近年の既製品ルウ類は便利になりましたね、少子化・小家族化を受けての事なのでしょうな、ハコを開けるとルウのパックは簡単に二分割出来るようになっておりましてね、少人数分づつの調理が安心して行えるようになっております。そうなんです、今回の『フレンチハヤシ』ルウは前回の残りです。

フレンチハヤシはパンで喰え　　　MMZ BelOMO　HELIOS-44M 2/58　　SONY α7

もちろん上手くゆきました。概ねの傾向は変わりませんがやはり「マッシュルーム」のほうが全体のお味バランスとの親和性がよい感じがします。あ～美味いなあ…口惜しいから言うわけではありませんが「ぶなしめじ」だって決してマズかったわけではありません、ヒトによってはソッチのほうがスキ！って場合もあるでしょうけれどね、まあマッシュルームちゃんだと見た目で勝ってしまってますな。世の中そんなもんです、先ずは見た目…もう理屈じゃありません。

DANCING FLAME　　2019 CABERNET SAUVIGNON

そんな『フレンチハヤシ』、いちおーハヤシですからライスにオンしてってのがニッポンでは定石なんでしょうけれど、美味しいフランスパンのバゲットなんぞがあればパンで食すってのもまた佳いものかと思います。
と云いますか、ボクの場合は夕食は基本テキに晩酌タイム、料理は全て酒の肴としてテーブルに乗せる関係からコメ類を食さない習慣になっているものでして、例えどんな安ワインや庶民派日本酒であっても炭水化物主体の料理は考えにくいのですよ。
あ…このワインね、少し前まではニッキュッパで廉売してましたけど、キャンペーンが終わったのでしょうかサスガにその価格は維持しておらずサンキュッパになってました。いや～それでもちょ～激安で最高コストパフォーマンスかと思いますけどね。おうちで作る『フレンチハヤシ』には上等なワインであります。

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■ 庭風景　　紅バラ

バ～ラが咲いた～ バ～ラが咲いた～ 真っ赤なバ～ラ～がぁ～…って歌が昔ありましたね
当家の庭は紅いバラが咲かなくてもベツに寂しくはありませんが
やっぱりちょっとリッチなキブンになることは確かであります
ピンクやスカーレットのミニバラもたくさん花蕾を湛えておりましてね
間もなく「ぷちバラ園」状態になるでしょう

庭風景　紅バラ　　　Asahi Opt.　Super-Multi-Coated Takumar 1.8/55　　SONY α7

レタスと青ジソ

■ 結局は『炒飯』かい

当家の菜園は現在二か所で展開しておりまして、元々のほうは隣接した田圃が宅地に変わり家が建築されてしまった関係で若干陽当たりが悪くなってしまったのです。そこで敷地内の別の場所に畳ほどの空きスペース、しかも陽当たりもそう悪くないという都合の宜しい場所がありましてね、ヨッコラショっと耕してはレタスなんぞを植えてみたのです。
これがまた調子が好くてですね、もうサニーレタスなんかバカみたくザワザワ育っちゃうわけです。フツーのグリーンレタスもきっちりマキマキしたものが大きくなりまして、もう喜びマックスでバリバリと喰っちまったわけですよ。
で、モンダイは先のサニーレタスですな、もーヤバいってくらい次々に…柔らかくて風味も佳いので連日サラダなどで食しておりますが、毎度ナマヤサイサラダって～のもねぇでして、ナニかこう違った展開で消費する方法はないものか…と考えあぐねるエロおやぢなのであります。

レタスと青ジソの炒飯　　　TTArtisan　1.4/35 C　　SONY NEX-7

手造りした叉焼の端部もけっこーたまっておりましたし、廉売で購入した大量の青ジソも全量使い切ってはおりません。お～っしソレならその青ジソをたっぷりフィーチャーした炒飯にサニーレタス乱入作戦ってのはどうだい？てなもんです…てねえ、結局は『炒飯』かい、まあいいか。
普通はレタス炒飯と云いますとゴハンと一緒にちぎりレタスをサッと炒めて作るものでしょうけれど、今回はお皿の底に敷き詰めそこに熱々の炒飯をドカッと乗せてやる戦略に打って出ました。
これが上手くゆきましてね、炒飯の熱でサニーレタスがいい感じにシナっとなるわけです。でもシャキッとした食感もちゃんと残っておりましてね、テキトーに底の方から引っぱり出してはチャーハンを包んで喰う…うわ～止まらないんです、美味いんです、サイコーなんです。
あぁ、この料理！またジッコー決定です。

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■ 庭風景　　ハナサク ミガナル

庭の花々がいろいろ咲いております
梅の実も順調に大きくなってましてね
日々楽しんでいた黄金週間です
それはそうとシゴトのほうは？
さあねえ…どーなってんだか
ヤる気がないもんで考えないことにしてます

庭風景　ハナサク ミガナル　　　RICOH　XR RIKENON 1.4/50　　SONY α7

ド真ん中ストレート勝負

■ 飾り気のないチャーシュー麺

何の邪念も持たずに作ったチャーシュー麺です。
ひたすら「テメーで作った美味いチャーシューをどっさり入れたラーメンが喰いたい…」ただそれだけ、いつもの地元製麺メーカーさんのスープ付き生麺を購入してきてはド真ん中ストレート勝負に挑んだエロおやぢであります。
お家の内での喫食ならば喰い過ぎで多少は苦しくなっても何とかなるものですが、外食ではその後の行動に影響を及ぼすリスクを考えるとあまり注文することはなくなったチャーシュー麺ってやつですな。いや、喰えって云われれば喰いますよ…受け付けないわけじゃありません。ただ若いころのように常にがっつり大量の…ってのに固執しなくなったとでも言いましょうか、量よりも質を優先させ、尚且つ健康カイテキみたいな日常を求めてしまう結果でしょうね。ちょっと寂しい気もしますが…。

チャーシュー麺　　　KMZ　JUPITER-8 2/50　　SONY α7

これまで外食で食したチャーシュー麺もいろいろありましてね、断面の小さな叉焼が何段にも重ねられたものや、巨大な煮豚系チャーシューがド～ンと丼を覆いつくすようなものがあったりと様々です。
そしてお店によってはフツーのラーメンと同様にナルト巻・メンマ・板海苔なども添えられたものだったり、今回ボクが作ったもののように薬味のネギ以外はチャーシューのみ！という潔いスタイルで攻めてくるところなど、本当にそれぞれの楽しさがあるものですよね。
そう、純粋に本格叉焼を楽しみたいなら今日みたいなやつで、並の叉焼なら他の具材も併せて…とフレキシブルに楽しめばいいんじゃないかと思いますよ。
あぁ、一所懸命作った叉焼も残りわずか…あと一回くらいはラーメンで食べられるかな。そしてしばらく経てばまたど～んと作って食べたくなるってもんです。その時を楽しみに、今は心置きなく…。

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■ 庭風景　　紅いブーメラン

新芽が出たと思ったらスグに花を咲かせる忙しい楓
そして瞬く間に紅いブーメランも出来上がっています
皐月の爽やかな風が吹き抜ける空
間もなく柚子も花を咲かせます

庭風景　楓の紅いブーメラン　　　Nikon　NIKKOR-N・C Auto 2.8/24　　 SONY α7

葉生姜でいただく初カツヲ

■ 久能名産の葉生姜

目ﾆﾊ青葉 山不如帰 初鰹 … 江戸時代に俳人の山口素堂が詠んだ有名な句でありますがその「初ガツヲ」ね、とうとうその季節になりました。
実際のところもう少し前から市場に出回っておりましたが、高価なばかりで食味にその投資が反映されないので少し落ち着くまで待っていたエロおやぢであります。確かにお値段のこともありますけれど、もう一つの理由は件のカツヲを食すために合わせる薬味、そのひとつである生姜の新物が本格的に出回るのを待っていた…と云うのもあるわけです。
　
静岡市と旧清水市の間にある久能地区は昔から石垣イチゴの栽培が盛んなことで有名ですが、このエリアでは意外に他の野菜も個性的なものが多く産出されておりまして、近年はナスなどのブランド野菜が注目されています。
その中に「葉生姜」というものがありまして…まあ所謂首都圏で言うところの「谷中生姜」ですな…これがまた初夏の味として多くの県民に愛されるヤサイなのですよ。フツーは味噌などをつけてそのままポリポリといただくわけでして、ビールや冷酒の相棒としてはサイコーっ！てなカンジなのですね、初夏から盛夏にかけての愉しみであります。

葉生姜でいただく初カツヲ　　　Nikon　Ai Micro-NIKKOR 3.5/55　　SONY α7

そんな「葉生姜」を初カツヲと共にいただきました。戻りカツヲなど脂ののった身肉を藁の炎で炙ったタタキにはニンニクなどの強い香草薬味がよく合いますが、この旬の初カツヲにはもう少しナイーブな風味がそのフレッシュなお味を引き立ててくれるように思えます。
柔らかな辛みと風味の葉生姜はまさにうってつけでありまして、カツヲにこれほどフィットする和の香草は他に類を見ません、旬の出会いとはこのことですよね。一緒に合わせる青葱や大葉そして茗荷が単調さを補い、これ以上ないご馳走に仕立ててくれるのです。あぁ美味い！

「げんこつ」と初カツヲ

そうした肴にはキリっとしていながら芯のある風味、ユルんだ脳ミソにがつんと拳を降ろされるような日本酒があるといいものです。幸運なことにこの土地にはそうしたお酒を造る酒蔵がいくつかありまして、不肖エロおやぢもその中からチョイスできるシアワセを噛みしめているのであります。
朝霧高原で酒蔵を営む富士正酒造さんの「げんこつ」もそのひとつ、なんだかんだとよくいただくお酒ではありますが、ただ辛いだけの日本酒とは一線を画するお味はどちら様にも強くお勧めしたくなる逸品であります。
ゆるりと楽しむ初夏の宴、この先にやって来る梅雨の事は考えないようにしましょうか。

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■ 庭風景　　オキザリス

陽当たりの良い場所を好むオキザリス
ナゼかバラの根元にも勢力を拡大しておりますが
いずれ母上に引っこ抜かれる運命かな
夕刻の微光の中でその色をしっかりアピール
　

庭風景　オキザリス　　　LZOS　INDUSTAR-50 3.5/50　　SONY α7