駿州雑食團

 静岡県蒲原『海苔いわし』ふりかけ

イケない食事が続いたアトはこんなナチュラルなゴハンがいいのだ。 混じりっ気一切なし… そんなフリカケが隣町にある。 現在は静岡市と合併して静岡市清水区蒲原となっているが、以前は庵原郡蒲原町という江戸時代にはちょっとした宿場町だった所だ。歌川広…

 生シラスがダメでも『刺身定食』があるさ…

某国営放送の地方局が制作した夜の番組では「静岡の用宗(もちむね)漁港で今、生シラスのドンブリが大人気だ!」と紹介していた。 漁協が直営しているお店だけあってシラスの量もテンコ盛りでハンパではない。しかも一膳が¥500という破格のお値段ならば人…

 ついまた買ってしまった『250円弁当』

食材の手配や買出しなどチョ〜忙しかった某日。スーパーや食料品店を回りながら 「あ〜コレではシゴト場に戻っても昼メシ作ってるヒマはないよなぁ…」 と諦めてジャンキーにテを出そうかと思い始めた矢先、メに飛び込んできたのは“これがウワサの250円弁当!…

トンボまぐろのヅケ丼

新規オープンしたての隣町のスーパーで購入してきたのはビンナガマグロのブロックである。100g単価は¥98とヒジョーに安く、出かける前からメをつけていたのだがチラシには“トンボまぐろ”となっていてそのスーパーの主要な営業エリア特性がよく出ているなぁ…

 沼津港直送!魚がし鮨の『地魚握り』

「大きな台風も近付いてることだし…」と先日隣町にオープンしたばかりのスーパーへ買出しに母君と出掛けた一昨日だ。違う市にあるこのスーパーには何度か行ったコトがあったのでだいたい様子は判っていたが、やはり店内のセンスや商品のバラエティー・品質と…

 伊豆・下田の地魚刺身と玉紫陽花

某国営放送の朝ニュースでは地方の季節ネタを時折紹介しているが、昨日は南伊豆町に自生する“玉アジサイ”を紹介していた。夏はとっくに終わり既に秋の気配がヒシヒシを伝わっているこの時期に紫陽花とは… あまりにも唐突で珍しいのでどうしてもこの目で確か…

 地物『生しらす』でばっくりゴハン

たい焼の部活ついでにスーパーの鮮魚コーナーをプラつくとイキのいい生シラスがあった。 シラスと言えば由比か用宗とはいうものの駿河湾奥一帯ではイワシの稚魚は広く回遊しておりこの産地は沼津だ。もちろんレッキとした地物なのである。 茹でたり干したり…

 生産量日本一の静岡『葉生姜』

葉生姜と書くより谷中生姜と言ったほうがピンと来るヒトは多いかも知れない。いわゆる新生姜のハシリで、サワヤカで穏やかな辛味が夏の晩酌のお伴には堪らない存在なのである。 生姜は各種の料理に欠かせない香辛料・薬味なのでニッポン全国ドコでも栽培され…

 呑ん兵衛でなくても嬉しい『博雅贅沢丼セット』

友人を案内した沼津港へ日も空けずに再び行ってしまった。おバカと言われそうだが地元テレビ局のグルメ番組で“天丼”の美味そうなヤツを紹介していて矢も楯もたまらず…といったところだ。 市場の立体駐車場にメガーヌをネジ込んで歩いてゆくと夥しい数の客が…

 創作和食ダイニングで『お好みご膳』

かつらぎ山パノラマパークを出発したボクたちは沼津港方面へ向かう。昼食はウナギ問屋が直営する蒲焼のお店か、港に隣接する施設での食事を考えていた。 主要道は混雑してるので沼津御用邸辺りからのウラ道を利用して千本港町へのルートを辿るが、その途中に…

 わさびソフト@かつらぎ山パノラマパーク

前日まで発表されていた天気予報はあまり芳しくないものであった。晴れのち曇り…時々雨までという天候は、風景を楽しむ小旅行にはあまり向かないかも知れない。 遠方から訪ねてきてくれる大切な人を案内して回るにはいささか心許ないが、悪天候なら魚市場や…

 まさかココで“とんかつ”とは…焼津・夢屋

「(たい焼き)部活をやらなくては…」という脅迫観念から一所懸命に情報を探ると、いくつかの候補が出てきた。もちろん近隣市町村は制覇済みなのでちょいとメガーヌ君を走らせなければならないのだが… 焼津には二軒ほどたい焼屋さんの情報があった。ドチラも…

 今度は炭火焼『鰹のタタキ』

このところニクっぽいモノが続いていたので刺身が食べたくて仕方がなかった。こんなトキのために冷凍庫には鰹のタタキが用意されているのだ。 フツーのお造りも悪くないが、たっぷり薬味を添えたカツオのタタキが暑い夏に涼を呼び込んでくれる肴として申し分…

 いよいよシーズン『茹で落花生』

少し前からポチポチ出始めてはいたが、いよいよ本格テキに出荷シーズンを迎えた落花生だ。市販のお値段は1kgで¥900前後か…、できるだけ掘りたての新鮮なモノの方が当然甘みも香りも強い。 生産者の性格もあるのか泥付きのまま売られているものもあれば、す…

 お墓参りと『ミナミマグロ』

お墓参りに行った。お盆と云えば墓参りとキマっていて、不信心なボクでさえこのトキだけはご先祖様を敬う行為に勤しむコトになる。 当家の墓碑は静岡県清水(現静岡市)にあり富士宮からだとクルマで小一時間の距離だ。街の中心部にある本要寺さんという日蓮…

 とんかつの老舗・静岡市呉服町『蝶屋』

体調の復活と共に先月あたりからミョーに「とんかつが喰いたい!」と云うヨクボーが漲っていた。富士宮やその近郊にもトンカツ屋くらいはいくらでも在るが、どーせ食すなら老舗の美味いものにありつきたいではないか…と静岡市内を目指した昨日だ。 同行者の…

 フツーにう宮ゃ〜!『富士宮焼そば』

昨日は一日中雨だった。朝から午前中は特にヒドい霧でかなり視界は悪く、いつも富士山が見える方向は20m程度までしか物体がはっきり見えない。おかげでシケシケムシムシ…すっかりエアコンの除湿機能のお世話になってしまった格好だ。 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ コドモのおや…

 とうとう行けた評判の蕎麦店『古庵』

究極のアスパラ料理に舌鼓を打ってキブンよくなっているところへケータイに着信があった一昨日の夜。おぉ〜っ!お久しぶりのマイミクさんM氏ではないか。 なんでもインドでの修行のトキに買ってきたモノがあるから…といわゆる世間一般で言うミヤゲってヤツ…

 遠州の名産『干しいも』

芋の話題ばかりになっちゃったけど 小さいコロから“干しいも”はスキだったんだよ、ボク ストーブに乗せてさ、炙って食べたり 小さくちぎってアメのようにいつまでもナメていたりね〜 で、静岡に戻ってきて初めて知ったのよ、こんなふうに角切りにした干しイ…

 とろろ芋と『茶そば』

静岡の名産品と云えば古くはお茶とミカンであるが、近年は養殖・栽培の技術も向上し様々な物品が世に供給されるようになった。 以前は天然モノしかなかった自然薯もその一つで塩ビパイプを利用した栽培法に成功したのは名物“とろろ汁”で有名な某飲食店の御主…

 初夏の野菜たち『枝豆』

スーパーの青果コーナーに置かれていたネギは一把¥198もしてちょっとテが出なかった。農民市場に行けば同じモノが¥80で、しかもその日の朝獲りという新鮮さだと判っているのでバカバカしいのである。 その農民市場では朝露がまだキラキラしているような青…

 『シラス』を求めて静岡市用宗へ

藤枝までお茶の買い出しに行った先週、帰りは少し寄り道して「生シラスを購入して帰りろうではないか」と高速道路は使わずに静岡市の用宗(もちむね)まで一般道路を走った。シラスなら由比だって買えるしスーパーでも売ってるじゃん…なのだが用宗は生シラス…

 そろそろ終わりなのね、朝霧高原の『わらび』

頂きモノなどで春の山菜を今年もずいぶん楽しんだが、静岡の辺りはそろそろ終わりのようである。 出始めのコロこそ意気込んだ天ぷらなどが食卓に賑わいを添えていたものの、ひと通り味わってしまうとアトは煮物やお浸しといった常備菜テキなものでそのエネル…

 雨ニモマケズ…由比の漁港で『桜海老料理』

なんでこんな雨の日に出かけなければならないのか。まぁそんな日のドライブもソレはソレで楽しいものだけれど… 前日の夜に観たテレビ番組がイケナイのである。ベッキーちゃんと若い芸人が静岡県内の旨いモノ喰い歩きをする企画で、もちろん富士宮焼そばもお…

 新しいパン屋さん見つけました『パン工房 moco』

何度も通うことになった富士見うどんさんからスグの場所にパン屋さんを見つけた。いつの間にか出来ていてそれまで全く気付くコトもなかったのは注意力が低下してきている証拠だろうか。しかしこんなイナカ町なのに次から次へ新しいお店や建物が出来上がって…

 通うハメになったのだ『富士見うどん』

もう何年も前からその存在は知っていた。新聞に案内チラシが入っていたコトもあったし、幾度もお店の前を通りかかっている。 安くて美味しい…というウワサは小耳に挟んでいたものの、シツレイな話だがお店の外見から「どーせフツーの立ち喰いうどん屋だろう…

 消化不良の『つけナポリちゃん』なので『ボンゴレロッソ』でリベンジ

日中の最高気温は31℃もあった昨日の富士宮。市立図書館へ調べ物モクテキで行ったついでに富士宮浅間大社付近を「少し歩いてカラダを活性化させよう」などとチョットだけ欲を出してみた。 プラプラと路地を歩いているとお祭りでもないのに屋台が出ている。そ…

 『フジヤマ巻』はタダモノではない“ミナミマグロ”だった

遠方より訪ねてきてくれた友人を清水周辺に観光案内した。朝の由比漁港では旬の桜海老のセリ市をチラリ見したり、三保の松原にある“羽衣の松”など楽しんでいるうちに「ハラも空いてきたなぁ」と感じ始めたのはちょうど昼時に差し掛かる時刻だ。 ジツは朝から…

 『黒はんぺん』は静岡特産だった

東は“富士宮焼そば”西は“浜松餃子”に先を越され、いかにも静岡らしく「みなさんが出揃いましたら…」みたいなカンジで超ブナンなズルスタートを切った“静岡おでん”。その静岡おでんに欠かせないアイテムがこの『黒はんぺん』なのである。 静岡で“はんぺん”と…

 富士山麓の春『こごみ』のおひたし

薬味のネギを農民市場に買いに出かけていいものを見つけた。富士山麓の朝霧高原では今が最盛期の山菜『こごみ』である。 わらびも一緒に並んでいたがアク抜きがメンドーなのでこごみのパックだけをカゴに入れた。どっさりはいったものが¥160と格安だったの…