中華料理は忙しい


 ムショーに酢豚が食べたくなった。
 黒酢もちょっと残ってたことだし、さっさと作ってビールタイムに突入だ!
 と思ったのに、意外な展開で地獄の入口に片足を突っ込んでしまった。


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 豚バラ肉に下味つけて、甘酢あんだよおっ母さん♪などとルンルンしているうちはヨカッタ。
 ピーマンを探して冷蔵庫の中をグリグリしていると“しらたき”が出てきた。おいおい、コレ賞味期限が昨日までじゃん…。
 酢豚の相棒にはテキトーなスープを作ってヨシにしよーと思っていたのだが、ウム仕方がなかろう春雨ならぬ「シラタキと豆腐のスープ」の製造開始だ。
 あわてて野菜クズや昆布・鰹厚削りなどでスープベースをとりはじめるが、これでビールタイムは20分の遅延を生じることになった。

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 鶏ガラスープは冷凍してあるんだぜーへへっとぉ、ナニコレー!うっそ〜…。
 とお出ましになられたのが「ニッスイの肉焼売」。袋の中で霜にまみれ、おまけに少しヤケ始めているではないか。
 こりゃー放っておけないよ、とばかりに蒸し器をセットする。もらいもののチシャ(いつもなら“サニーレタス”と書くのだがmariさんに敬意を表して)もあったし急ぎ洗い皿に並べる。
 ふう、更にこれでビールタイムが15分遅れる…次第に不機嫌になる自分をなだめるのも必死なのである。

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 かくして大忙しの中華三昧の準備大会は粛々と進行していったのである。
 ヒジョーに旨かったのは言うまでもないが、なぜかいつもよりビールの酔いが早かったような気がした。


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ティーチャーズ
 ブレンデッド・スコッチ・ウィスキーの本流である。
 シングルモルトもスコッチの楽しみの一つであるが、ブレンドの妙を音楽に例えながらの一杯もまた格別だ。
 優秀なスコッチは星の数ほどあるが、ティーチャーズを太陽系の惑星に置き換えるなら土星がふさわしいだろうか。
 惑星としては平凡であるが、固有の輪は他に類をみない象徴的な存在として印象に残る。
 ウィスキーの先生、という由来をその名として冠するのも、なるほど納得がゆく。