トマトソースのパスタ


 イタリア製の瓶詰めパスタソースがストッカーから出てきた。
 数ヶ月前に輸入食料品店で購入したものだが、やれやれ二日続けて小麦粉料理かぁと思いつつも、母の希望に応えるべく準備を始めた。

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 飲み助とは困った人種だ。フツーのヒトならこのパスタにサラダとスープでもあれば食事として充分なのであろうが、それでは満足できないのである。
 というよりも酒を飲むための肴に重きを置くので、必然的にいかにハラを膨らまさずに多くの種類の料理を酒に組み合わせるか・・・に尽力してしまうのだ。
 かく云うボクもその一人で、イケナイ食習慣に染まりきっている。

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 庭からバジルやセルフィーユを頂戴してきてトッピング素材はそろった。
 五種類の穀物を醗酵させて固めクラッカーのように整形したものに、クリームチーズと自家製のスモーク・サーモンを乗せて前菜にする。
 誰が買ってきたのか不明(全員ワタシではない・・・と強く否定している)のブルー・チーズはデンマークの製品だ。開封するとマーブル拡大状態で手ごわそうに見えたのだが、食べてみると意外なほどマイルドで家族の評価は高かった。
 いかにもワインを飲って下さいと言わんばかりの食卓が出来上がってしまい、ボクは久しぶりにビールを飲まずに席に落ち着くことになったのである。


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シャトー・アレグレ
ACボルドー2005 赤FB

 茄子のような紫色を配した深紅はエッジに向かって明るいルビーの輝きを持っていて美しい。
 みずみずしい果実の甘味と、さらりとまとうタンニンがとても優雅な時間を演出します。
 森の香りやスパイシーな酸味が余韻に長いことも特徴ですが、開栓してから時間を経ても味や香味に変化の少ないことも印象に残るワインでした。
 今日のライトな感じの料理よりも、もう少しだけミート寄り…たとえば生ハムや軽めの鶏料理の方がベストだったかな、と思いました。
 そういえば、冷蔵庫に生ハムがあったんだっけ…!