執念のホルモン焼


だいたいにおいてオンナコドモの食べるものではない。
差別しているワケではなく、行き場のないオジサンが踏み込んで欲しくない牙城を築こうとドリョクする、悲しみのシチュエイションなのである。

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煙ムンムン焼酎片手にネジリハチマキのオジサンたちが、焼網を前にニラむようにホルモンをつついている…そんな場所に奥サマやお嬢ちゃまを連れていけるはずもなく、また正式に企画書を提出しても即却下されるに違いない。

しかし食べたくて食べたくて仕方がないのである。
昨晩はピッツァとメニュウは決まっていたので、生ホルを買って帰るしか手段はない。自宅で焼くのだ。

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網焼き、しかも炭火であれば申し分はないのだろうが、屋外での決行は小雨にて不可、かつちょっとメンドー。
フライパンで調理は邪道とのお叱りを覚悟でやってみたが、けっこうウマい!のである。 喰いたい欲望先行で公正な判断はできていない(と思う)が、十分合格点は与えて良い。
Nojeeさんのブログで紹介のお店をマネてキャベツのバサ切も添えたが、ジツに当を得た付け合わせだと思う。
梅雨が明けたら「お庭de炭火ヤキニク大会」を提案し、こっそりホルモンも加えておこう。






ラ・シャス・デュ・パプ
プレスティージ・ルージュ 
ACコート・デュ・ローヌ2005 赤MB

透明感のある明るい赤、そしてタンニンを限界まで抑え果実味を際立たせたこのワイン、飲み終えても充実した余韻が心地よい。

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このところボルドーものが多く、ちょっと違ったフレンチ・ワインが欲しいなと思っていたのでちょうどよかった。
MBではあるが軽やかさと芯の強さを両方備えた感じで、不思議な表情を見せる。
ブドウの品種も希少なものを選択してあり、醸造元・メッフル社の実力を測る上で理解しやすいワインだと思う。