蒲焼のたれ


 どちらのご家庭でも昨晩は鰻を召し上がったコトと思う。土用丑、江戸時代に平賀源内が考案したとされるウナギの滋養吸収作戦、すっかり盛夏の風物詩となって定着している。

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 当家に於いても他ならぬ鰻の蒲焼を食したのであったが、今回は愛知県三河産の養殖ウナギ。
 県内産をハッキリ云ってヒイキしているので最初は「ウ〜ム・・・」だったのだが、行きつけのお店で炭火で焼きながら売っているのを見てしまうと買わない理由は何も無かった。

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 旨い!ナニがナンでもウナギ様のおでましなのだ。
 より美味しい蒲焼を食べるには、やはり“鰻屋”さんに向かうべきだろうが、コレ程の出来ならば上等だろう。
 驚いたのはその“たれ”の素晴らしさだ。多分、ではあるが三河の製品というコトは何かしら上質な味醂を使用しているのではないかと想像する。
 ホンモノの味醂はソレそのものに旨みがあり、いくら濃い味の蒲焼タレといってもその影響は強く残るハズだと考える。

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 ともあれリクツはどうでもいいではないか。
 健康に過ごせるコトを願い、家庭でこんなに美味しいウナギを食すことができるのである。
 ジツにシアワセなゴハン、これ以上を望むのはいかがなものか。


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賀茂鶴 本醸造からくち

 広島・西条の銘酒「賀茂鶴」
 特別な酒ではないが丁寧に醸造された辛口の酒だ。

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 辛口と謳ってあってもただ“甘くない”というだけで、旨味や香りも貧弱かつ水で薄めてあるのかと思えるほど味気のない酒の多い中、この酒はあくまで日本酒の王道を歩む。
 麹のフルーティーな香りや醸造過程で自然に生成されたアミノ酸の旨みが見事に溶け込む佳酒だ。

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 高価な酒ではないが貧しい味ではなく、むしろ気品さえ感ずる。
 当家の食卓にしばしば登場するのも、どんな料理も決して押しのけることのないその清廉さに魅かれてのことだ。
 蒲焼の甘さに溺れる舌をたしなめてくれるこの酒、杉の香もフレッシュな桝にてそのキレに輝きが増す。

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「そんなにフシギですか…」      CONTAX i4R Tessar T*6.5mm F2.8


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