鯵の塩焼

 昨日の午前中はまだガマンできたが午後、特に夕方になって急激に暑くなった(気がする)。
 酸欠による頭痛のような気分の悪さがあり、少しだけ横になると幾分マシになった。
 まるでパブロフの犬である。時計の針が5時を指せば用もないくせに冷蔵庫の扉を開け、ビールを探すジブンが恥ずかしくも思える。


Micro-NIKKOR 55mm F2.8 on Nikon D40

 イワシが大量に市場に出回っているのはどうやら鯖の漁獲量の影響らしい。国際条約での割当量を既に使い切ってしまった船が鰯漁へ転向しているからだと聞く。
 鰯にとっては災難な話だが、今度はイワシを獲り過ぎてソレにも制限がかけられる悪循環に陥るのではないか、とナットクのいかない思いがある。
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 「長崎からフーネに乗って駿府につーいたぁ〜♪」
 当家のオンナは泣いてはいないが、おひとよしでもない。バッサリと切りつけ、塩までかける。
 この鯵は長崎で捉えられてトラック野郎に静岡まで連行され、見ず知らずのヒトに売り飛ばされた哀れなヤツだ。
 旅の途中は氷詰めにされていたウラミからか、目つきだけはギンギンに光っていた。駿河湾出身の地元勢力でさえ寄せ付けない迫力で「買ってね、うっふん・・・」光線で百戦錬磨のバイヤーもイーチコロでダ〜ウンよぉ♪
 どうやら阿久悠氏のマジックに引っかかってしまったようだ。
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 昨晩はヨツアシ系殿にはご遠慮願ったので、きわめて健康テキな食卓となった。(酒を除く)
 菜園のオクラをエノキと煮びたしにしたもの、南瓜の煮物、信州の野沢菜、京都のゴボウなど諸国うまいもの巡礼の旅状態だ。
 が、やはり鯵が座長としての重責を全うした結構な上演は幕を閉じ、酩酊の園へと静かに移行して行ったのだ。


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MARTINI ヴァイスビア


ビールもワインと同様に食前・食中・食後のそれぞれに適したタイプがある。このビールの特徴を楽しもうというのなら食前に飲むのが一番だろう。
白色のやや薄にごりが入っていて、注いだ時にすでに予感があった花のように優雅な香りが程なくあたりに散乱する。
滑らかな泡につつまれた琥珀色の液体は、咀嚼の後に鼻へ抜ける歓喜のざわめきをもたらし、さらにレースのカーテンで目を楽しませる。
ドイツから直輸入されたこのビールは500mlという変わった容量のボトルに詰められているが、近くの量販店ではワンコインで二本買える安価さも魅力。
ケース買いを決意させるしっかりとした味も備えている。


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「スタンバイしてます」


ミヤマアカネのメス

シオカラトンボかと思っていたが、図鑑で調べたら上記の名前だった
山地の湿田や緩流に発生する、と説明してあったがボクの家の場所は確かにその系統かもしれない


CONTAX i4R Tessar T*6.5mm F2.8  2007.08.07. at Garden of My House


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