なんだかチマチマと冷蔵庫の中に残っているものが増えた。昨晩の鍋の残り材料をはじめ、ナス、さつま揚げ、もやし…。
え〜い!こうなれば全部ブチ込んでゴッタ煮しかないでしょー。
そうは云ってもタダ煮込めばヨイ…というものでもなく、美味しく食べるにはソレナリの手間と工夫が必要になる。
ナスは油で香ばしく揚げ、モヤシはゴマ油と豆板醤で炒める。
昆布と鰹節でしっかりとったダシにさつま揚げを入れ、さらに旨みを加えた。
クタクタと煮込み過ぎては食感も失われ風味も飛んでしまうので、だしに味噌を溶き入れたアトは他の食材投入は食べる直前だ。
家族が食卓に着いてから再び調理開始、それまでは付け合わせのオカズなどに努力の矛先を向けるがよろしい。
どうしてもメインの料理に注意を奪われそのコトに傾注しがちだが、常に全体を見渡しバランスよくコトを進めなければ食卓のクオリティーは向上しない。
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器も温めておき熱々を食べてもらおう。
蒸し暑さに痛めつけられ低下した体力とヤル気のない胃袋には、動物性タンパク質の入っていないこうした汁物はうってつけだろう。
生姜の風味が食用を増進し、細ネギの青みが目を楽しませる。
おなかいっぱい食べてもストレスなく食後のひと時を過ごせる…というのも良いではないか。
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レゼルヴ・ドュ・メトル・ド・シェ
ACボルドー2005 赤/FB
ラベルのデザインがユニークだ。トラディショナルな体を装ってはいるが、四角い縁取りはコルクボードの写真で全体の色使いも現代的。新しい潮流を感じる。
お味の方もそれに倣っており、輝きのある赤に果実やナッツの風味が溶け込んで親しみやすい。
控え目なタンニンなので時間経過とともにマイルドな印象に変化してゆくワインである。
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