新蕎麦・手打ち蕎麦「いち」  

 いくつかの目的を抱えて向かった清里。革工房メリーマックの石原夫妻に教えて頂いたお蕎麦屋さんを初めて訪れてみた。



 実は新蕎麦の時期であるコトは忘れていた。運ばれてきた蕎麦を見て「あっ!」と思ったのだ。
そう、やや緑がかった艶を放つコレは新蕎麦なのね〜♪
意気込んで行ったのとは違い何故かヒジョーに得をした気分になったのは、思考能力を失ったメタボおやじのアサハカさかもしれない。
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 先ずは蕎麦を口にしてみる。ムム、っと唸ってしまう新蕎麦ならではの香りと甘み…。
「参りました、ホントーに」
石臼挽き100%蕎麦粉の実力とはこーゆーモノなのか。天ぷらはもちろんツユさえ不要なのではないかと思える旨さが口中に拡がり、程良い硬さが噛むヨロコビを増進させる。
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 しかし先日の有井館もそうだったが“つゆ”の味に信州の個性を感じる。
いわゆる関東風な甘辛さを持ったものではなく、鰹や昆布のだしは控えめな辛口のツユなのだ。
 蕎麦の風味や旨味を生かす文化がしっかりと育まれているのだろう、フィニッシュの“蕎麦湯”を猪口に注いだトキにその違いが明確になってくる。



蕎麦以外の献立はない
アルコールさえ置いていない昼のみの営業
野菜の天ぷらは地元の農家からの新鮮な恵み
この時期ならではのキノコも



古い病院の家屋を使用している
落ち着いた佇まいと庭が素敵
石碑などもあり歴史の重みも



「明治医院」の看板
そのまま掲げられており
建築に対する敬意を感ずる



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「いち」の店内にあった絵
こんなに楽しそうなカエル君たち
子供のピュアな心の力
ボクらが失ったものを
ズバリと見せつけられた気がする