八ヶ岳高原・白菜の胡椒鍋  

 八ヶ岳カンティーフェアでいくつかの野菜を購入してきた。いずれも当日の朝に収穫した新鮮なものばかりだったが、とにかく安く2kgほどもあるこの白菜などは¥100。
 往路はカラだったリュックは、帰路にはチャックを閉めるのも一苦労するほど野菜が詰め込まれた。



 包丁を入れるのもためらいを感じるほど新鮮な白菜は、清里の土と水で育った一級品。手に持つと甘い香りを発して食欲をそそる。
なるべくこの活きた白菜を生かす料理にしたかった。
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 豚の肩ロースまたはバラ肉を合わせて炊くこの鍋の味付けは塩と胡椒のみ、極めてシンプルな調理であるからこそ素材の優劣も顕著となる。
 豆腐を加え鍋に水をはったら全体にたっぷりの黒胡椒を振る。塩を適宜入れたらあとは沸騰するのを待つのみだ。
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 沸騰直前に火加減を調節し中弱火にしよう、そしてアクをしっかり除去してクリアなスープを目指す。豚肉は途中でときどき突いてやらないと固まってしまうので注意が必要。
白菜は生でも食べられるので豚肉に火が入れば争奪戦突入可能だ。
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ちょ〜っと待った〜!いくら塩胡椒鍋とはいえ隠し味くらい少し加えよう。
醤油、ほんの少しね。入ってるって判るような量は入れすぎ、
あくまでも「カクシ」味ですから。


さてさて、お味は如何…って美味いに決まってるじゃん。
やはり新鮮な白菜は最後まで主役の座を譲らない。雲仙ポークしゃぶしゃぶスライスでさえかなわない強さがある。
苦労して背負い、自転車に乗って帰った甲斐があったと云うものだ。
ソレにしても重かったな…