おろし蕎麦  

 何を買うアテがあったワケではないが、また「農民市場」に行った。ナントカの感謝記念とやらで手打ち蕎麦が二人前¥250と安く提供されていたので即買い。
焼鳥串は最初からそのつもりだったのだが、面白いモノを見つけた。
「農民市場」関連日記 10/24『きのこ鍋
http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20071024#1193173736


 大根が二本抱き合わせで販売されているのだが、その内容がユニーク。
中国のタネを撒いて育てた…という大根は真っ赤なものと渋い緑色のいわゆるネズミ大根系。売り場のカゴには生産者のインプレッションがご丁寧に書かれてあり、思わず読んでしまった。
 赤は辛味が緑は甘味があるとされており、ムムっ!コレは「おろし蕎麦」をやるしかないではないか…と短絡テキ発想で献立を決めてしまった。
ん〜どこかのブログでさっき見たばっかしじゃん、とも思ったがまぁいいか。
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 やはり富士宮の生産者が納入してるこの焼鳥串も農民市場では人気のようだ。
早い時間に売り切れてしまうコトもしばしばで、品質の確かさが支持され根付いているように思える。
弾力と旨みに富み、塩でもタレでもその素晴らしさがスポイルされることはない。何回目かの購入になるがいつも同じヨロコビを味わうコトができ、安定した品質が保たれているようだ。
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 食べ物ばかりではないが、いくら良い品であっても手に入れたモノに対する期待と実体の間にどれだけのギャップがあるのか…というコトと、その高低のあるなしで次の購入動機に大きく影響が出る。
そうしたイミでは「焼き鳥串買うなら、絶対ココね〜♪」と思わせてくれるこの業者は、長い間の正直な努力を怠っていないんだろーな…と確信している。



 フツーの大根おろしとは違って若干の青くささはあるが、キレイな淡い緑色のおろしは蕎麦によく合う。
そして同じく鮮やかなピンクになったおろしは刺激的な辛味で単調さから救ってくれる。
大根の葉があまりにも新鮮でキレイだったので蕎麦の上にあしらってみたが、濃い赤色が印象的でナカナカ素敵な見栄えだ。
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 やはり焼鳥が旨い。日本酒を切らしていたのはミステイクだったが、辛口の白ワインがなんとか穴埋めをしてくれた。
このところ焼鳥といえば塩味ばかりだが、そろそろタレも恋しくなってきた。山椒の効いた七味唐辛子などをパラリとかけて噛みしめるタレ味の焼鳥は、寒いヨルのお燗の友として欠かせない存在でもある。