チキンカレー  

平成20年初インドなのだ。
どこかで聞いたコトのあるようなコメントはTom-Zさんのブログからのパクリである。
どうもヒトの喰っているモノが美味そうに見えて仕方がないのは性分なのだろうか、キムチに続いてやってしまったのよ〜…

 ギーを使う訳でもなくナンの代わりにパンだし決して本格テキではなくモドキなのだが、とりあえず手持ちのスパイスでなんとかソレらしく仕上げてみた。
以前に銀座のインド料理店で有名なナイル氏から直接教えて頂いた方法でやれば、厳密な食材が準備できなくてもフンイキだけは味わえるインド式カレーが出来あがる。
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 鮮烈な香気が立ち昇るカレーと柔らかでジューシーなチキンの組み合わせも素晴らしいが、本当はマトンがスキなのだ。
柔らかいラムにどうしてもスポットが当てられるが、下処理を含めた調理の技術や経験が要求されるのはマトンの方だ。
当然味の深みや食感に差が生じるが、上手くコントロールされたものは他の肉とは比較できない高い価値を生み出す。
残念なコトに一般の食肉店では入手が難しいため、思いつきでマトン料理を始めようと思ってもダメなのである。
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 昨晩のカレーで面白かったのはジャガイモだ。当家のカレーはジャガイモをルーに入れない慣わしなのだが、スーパーで売っていた「長崎産新じゃが」があまりにも新鮮で美味しそうだったので使ってみようと思ったワケだ。
新じゃがの皮は柔らかく薄いため剥かずにそのまま一旦蒸す。フライパンにオイルを多めに敷いて表面に香ばしいキツネ色がつくまでコロコロとソテーしてやり、そのままカレーに添えてやるだけのコトである。
プチリと弾ける皮の中からほっくり出てくる新じゃがの旨み、そしてそこにカレーが加わると無敵のコンビが誕生する。茹でても意外にビタミンCの含有量が多いジャガイモは、カゼ予防のダークホースかもしれない。