ふだん着のスキヤキ  


本題に入る前にちょっとお祈りをさせて頂きたい。
今日は13年前に阪神大震災のあった日である。
このブログを通じて神戸にお住まいの方々とも知り合うことになったが、大変なご苦労を経験されたようで当時からこうしたブログのようなコミュニケーション手段があれば自分の人生も少し変ったものになったかもしれない。
いずれにしても語り継がれるであろう震災の惨状と、それを跳ね返し復興に取り組まれた方々には頭の下がる思いである。
お亡くなりになられた方に謹んで哀悼の意を表したい。合掌。


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 家族が突然スキヤキが食べたいと言い出した。前日が「とんしゃぶ」だったので一瞬ウ〜ムと唸ってしまったが、同じ鍋料理でもスキヤキは限りなく焼肉に近いワケだしと思うとなんとなく食欲も湧いてきた。

 何らかの記念日や節目であるワケではないので、スキヤキとはいってもお惣菜に毛の生えた程度の予算で済まそうとスーパーの精肉コーナーで牛肉を品定めする。
へへ、あるじゃん♪オーストラリア産穀物肥育牛すき焼き用は100g単価¥198と突撃価格だ。
若干厚めではあるもののゴハンのオカズには上等である。やれ肩だロースだバラだとクチを挟む余地のないコマ切れがパックされた普段着なのであった。
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 焼豆腐、しらたき、春菊、タケノコそして根深葱。いつものパートナーを揃えてスキヤキ開始だ。
仕上げを司るタマゴが肝要で、ココだけは押さえておきたい。産みたては白身も粘度が少なくコクがない印象だが、ほんの数日経過するとしっかりとした様相に変化する。
黄身の色が濃い方が好まれるようであるが、食味と栄養価にはあまりカンケーないらしい。とはいうもののニンゲンは見た目の印象で旨い不味いを判断してしまう悲しいサガを持っているので、あながちこの部分を無視はできないものだ。
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やや濃いめに味付けされた牛肉を溶きタマゴに絡めて食べる快楽。
ゴハンも進むが酒もすすむ…甘辛い味のお供にナゼかタクアンなどの漬物が欲しくなってしまうのだ。
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グラン・レゼルバ・ド・シャトー・ランドンヌ
ACボルドー2005 赤・FB
濃厚な赤紫に見合うボディーは濃縮感も強く、タンニンと果実味の押し出しも強い
ラズベリーの香りが支配する酸味はカドがとれていてかなりスムースに拡がる
お値段以上の実力アリ






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今日の富士山
朝はドンヨリで何も見えませんでしたが、午後になってこの通り


TAMRON A16 / Nikon D300 2008.01.17. 13:34 @Mannohara-Fujinomiya