しゃもじかきめし  

到底調理など不可能な健康状態で、家族には「何かテキトーに作って〜」といって寝込んでいる時に珍しいものを頂いた。
スーパーの駅弁大会で購入したらしいが、なかなかリッパな弁当である。

昨年の秋に友人から送って頂いた広島の牡蠣は「こんなに美味しい牡蠣がこの世にあったのか…」と驚くべき旨さだった。そして先日清里で巡り合えた厚岸の牡蠣…今シーズンはどうもカキにツイているようでジツに嬉しいコトである。
カキ飯と云えば例の厚岸「氏家バス待合所」の弁当が最高だと思っていた。ソレは包みをあけるとカキご飯と福神漬しか入っていない超シンプルな一品であるが、入魂の味わいというべきか“カキめしキング”の名にふさわしい名品だ。対してこの広島の弁当は容器からして派手な演出が施されており、一瞬?なフンイキがなきにしも非ずである。
が、開いてソレを口に運べばソレは杞憂であるコトに誰しも気付くであろう。カキ飯には4ケ、フライが2ケ、味噌煮が1ケと計7ケもの牡蠣が装備されていて、非常に攻撃テキな布陣を敷いている。
お味も広島牡蠣ならではの濃厚さが特色で、ジブンで見つければ必ず購入の方向で動くだろう。
オカズのちりめんじゃこや高菜漬もベストなマッチングでポイントは高い。
ただし厚岸の名誉のために申し上げておくが氏家バス…は¥500未満で購入できるが、これは野口君一人では相手にしてもらえない。