(1)『酒田納豆』  

少し前に食べた食品の話題である。納豆はしょっちゅう食べるのでシリーズ化してもいいかなと思いストックしてあったのだが、その後体調を崩して以来口に出来なかったのだ。
そろそろ再開しようかと先ずは第一弾、山形の納豆ね。

 スーパーの棚には大手メーカーや地元企業など常に数種類、多い所では十数種類の納豆が並んでいる。3P¥98などの小口のものは大手の製品がほとんどだが、ときおりアレッ?と思う個性テキなパッケージもあり思わず手にとって見入ってしまうコトもある。
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 富士宮市内の某スーパーで見つけたこの納豆もその一つで、太陽・海鳥・山・港・船・錨・係留チェーンと盛り沢山の絵柄がフィーチャーされており右側の名称漢字とミスマッチな面白さがある。
「うど川原・酒田納豆」と堂々たる白ヌキ文字は品質への自信の表れかも知れない。

 売り場の陳列台にタテ置きされていたので、開いて見ると下に偏って納豆が集まってしまっていた。なんとなくみっともないような気がして箸で均してしまったが、表面の白っぽく乾いた(ようにみえる)感じが無くなってしまったのは残念だ。
中粒でふっくらと仕上がっており、味・食感共に優。
特有のニオイが少ないなどといった近年の消費者にコビた製品づくりではないのはパッケージを開けたとたんにスグわかるだろう。
その証拠にカラシとかタレといった添付品は一切ない。


 世間一般では小粒がもてはやされているようであるが、ボク個人テキにはその逆の大粒がスキなのだ。確かに小粒の方がゴハンとの混ざりもいいし食べやすいだろうが、納豆を単独で食べる派としてはよく熟した旨みたっぷりの大粒に食指が延びる。
この酒田納豆はその中間の粒揃えではあるが「好み」の諸条件を満たしており満足がゆく。
内容量100g、購入価格¥128はエコノミークラスではないが、そうかと云って高いとも思わない。質と量のバランスに優れているからだ。
山形県にもこんな美味しい納豆があったのは嬉しい発見だった。☆☆☆☆★


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㈲加藤敬太郎商店
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