35ヵ月熟成のパルミジャーノ


どうせならもう一月寝かせておけば36ヵ月でちょうど三年になるのに…と思うが、イタリア人は日本人のようにそこまで拘らないのかも知れない。
それとも製造工程上でナニか理由でもあるのだろうかとか、単に日本国内の業者の商売上のモンダイなのかなどとイロイロ考えはするが、いづれにしても熟成されたこのパルミジャーノ・レッジャーノが強烈な旨味と香気を放つコトに違いはない。
昨晩は生ハムを食べつくしてしまったので仕方なしにフツーの肩ロースのプレスハムをサラダに乗せて食すコトになったのだが、岩塩やペッパーと例のオイルを振りかけた後にハタと気がついたのだ。
パルミジャーノを散らせば旨みがプラスされるじゃん…」
目論見は見事にテキチューして上々のサラダに満足する。
合わせたワインはヴィラ・キアラのメルロー。IGT赤FB2006は赤紫の加減がそれほど深くなっていない色で、ラズベリーのような香りの中にスパイシーさとカラメル香が同居する面白いワインだ。
なめらかな果実味と酸味、バランスよいタンニンがクリーミィなのに爽やかな味わいを楽しめる。