ゴルゴンゾーラと生ハムのサラダ

「オマエはサラダと納豆しか喰ってないのか」と云われるかもしれないが、実際ソレに近いものはある。

好んでそうしているワケではないが、遅い夕食となると多すぎる炭水化物や油脂はどうしても避けなければならない。
高タンパク低カロリーを心がけるが、やはり食事も終盤にさしかかり酒の酔いもまわってくるとガツンと喰いたい欲望が急激に湧き上がるのには少し困っている。
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毎度パルミジャーノってのも芸がないな〜と思って冷蔵庫のチーズ置き場をガサゴソしていると小さな包みが出てきた。
ん〜コレはだいぶん前に食べ残したゴルゴンゾーラちゃんではないか♪
しめしめソレなら角切りにしてサラダにバラ撒いちゃおう…ついでに“おつとめ品”シールがしっかり貼られたラックス・シンケンもトッピングなのね。
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冷蔵庫から出したてはそっけないゴルゴンちゃんも、室温になじんでくると次第にその本性を現し始める。ただ酸味が強くて苦いだけに感じていたものが、クリーミィで濃厚なお誘い連発で思わずヨロケそーなフンイキに持ち込まれる。
例のペッパーや塩をガリガリ散らしサルバーニョを垂らして食すサラダはそんなゴルゴンちゃんで華やかな彩りが生まれ、片手に持つワイングラスに次々とキャンティーが注がれるコトになる。

そう、昨晩はまたキャンティーなのだ。キャンティ・コッリ・アレティーニ・サルテアーノ2005、DOCG赤のフルボディ…イタリアのワインって長い名前のヤツが多くて。それだけ一つの醸造元で多くの種類が造られ引き継がれているからなのだろうか。
このキャンティはかなり洗練された味わいで、カドのとれたタンニンがゆったり溶け込むような流れがある。
できれば牛肉の煮込み料理などと合わせて頂きたいトコロで、昨晩の食事にはオーバー・クオリティーだったかな。