母君の温泉土産

隣保班(死語か…ゐはゆる町内会)の小旅行で母君が箱根の温泉に出かけた。ボクはおシゴトなので幸運にもスルーできたが、その土産はなかなか興味深いものがあったのだ。

黒玉子といえば大湧谷が有名でムカシ小学生のコロ行ったときにイトコと喜んで食べた記憶がある。
ナンでも1ケ食べると7年長生きするとか…でもなぜ7年なのか誰も追及しないみたいだけどな〜
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火山温泉から噴出する硫黄分は硫化水素を含みタマゴの殻の表面に酸化第二鉄の被膜を形成する…な〜んて難しいハナシはやめにして、硬茹でにしたタマゴにムセながらも手についた真黒な炭状のものをお互いのカオにすりつけては親に叱られたコトは懐かしい思い出だ。
そうか〜大湧谷のモノはフツーの硬茹でだけど、この小湧園のは半熟状の温泉玉子なのね。
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元祖は大湧谷の方で素朴な風味が特徴だ。後者は大手観光会社が経営する施設だけあって流行にも敏感らしい。
使用する玉子も“ヨード卵・光”という全国テキに有名なブランド玉子を用いており、商売が上手なのね〜というカンジ。
確かにコクのある旨みがあり美味しいんだけど、これ一体いくらしたのかな…お土産だもんでワカンナイのよ。


箱根小湧園 ユネッサン
http://www.yunessun.com/


大涌谷観光センター
http://www.owakudani.com/modules/mw_egg/


日本温泉遺産を守る会
http://www.onsen-isan.com/fuuzoku/onsen/hakone.html



そしてもう一つの土産は小田原の蒲鉾だ。
「初めて買った店なのでお味は保証できないけど…」と言って渡された包みは鱗吉と書いて“うろこき”と変わった読み方をする屋号の商品だ。
箱根=小田原は観光セットになっており、蒲鉾は鈴廣や籠清が有名ドコだが、この鱗吉も知名度では今ひとつというものの創業は江戸時代の天明元年と云うからたいした老舗だ。
なるほど前述した店にはないオリジナル蒲鉾は相模湾の新鮮な魚を使っているのか相当美味しい。
キリッと冷やした日本酒がまたよく合い、おシゴトで疲れたカラダに染み込んでゆく。
スタンダードな蒲鉾も食べてみたい…という気にさせてくれるこのセット『磯の夢』は鰯揚げ・彩りしんじょ・手取り揚という三つの味が詰まった御馳走だ。
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株式会社 田代吉右衛門本店
http://urokoki-kamaboko.com/index.htm
小田原市本町3-7-17 
TEL:0465-22-1315 / 0120-659-220 
営業時間:9:00〜17:00  休み:木曜、日曜
E-mail:urokoki@sea.plala.or.jp




本日の富士山
台風の影響でしょうか、朝は上半身が全く見えませんでしたが
笠雲になってきています


2008.05.13. 10:17 @Mannohara-Fujinomiya