(6)『銀座カリー』


今やどこのスーパーにも置いてあるレトルト・カレーだ。そういうイミでは“ちょっとだけプレミアム”みたいなカンジのリファレンスとして外せない存在だろう。
確かに美味しいし、どちらかというとボクより母君のお気に入りなのである。
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3ケパックで¥298といったレギュラークラスとは明らかに違う高級な味がするし、トーシローがヘタなレストランメニュウのマネゴトをするよりはるかに良くできたカレーとして評価できる。
母君はこのほかにハウスの「カレーマルシェ」、ハインツの「キーマカレー」などがいたくお気に入りのご様子なのであるが、その線も充分に納得できるものがある。
が、やはり“ギンザ”と銘うったプレミアム感がなんとも満足係数を押し上げる役を担っているのは間違いないだろう。明治製菓の巧妙な戦略に恐れ入りやした…なのね。
因みにこの製品がはじめて発売された時、当家の新聞に販売店やスーパーの名も入っていない『銀座カリー』単独のチラシが入っていて
「ウ〜ム、明治製菓もそーとー気合がはいっているにゃ〜」
と熱く語り合ったことを思い出しているのである。