(13)日比谷松本楼『ハイカラポークカレー』

イカラ…といえば日本のロックミュージックの黎明期に登場し、マニアックな存在としてその名は知る人ぞ知る“はっぴいえんど”の「はいからはくち」をパッと思い出してしまうボクなのだ。

大滝詠一、細野春臣、鈴木茂松本隆の四人が日本語のロックをメジャーに持ち込んで国内ミュージック界が大きな転換を迎えたコトは文化勲章に値するコトなのだとボクは強く主張したいのであるが、その後もこの四人は各方面で大活躍をしておりなおかつ現役であるというトコロがソレを証明しているだろう。
うわ〜脱線しすぎ…
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ライト兄弟が飛行機による有人飛行に初めて成功した1903年日比谷公園と共にオープンした“日比谷松本楼”であるが、福田総理が中国の胡錦濤国家主席との会食に選んだ名店でもあり政治家や文豪が愛するフレンチの古参として長きに渡り料理界に君臨して来た。
高村光太郎の小説にもその名が出てくるというこの店の名を冠したレトルトカレーを見つけ、ちょっと小躍り気味に購入したボクなのね。
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じゃが芋や人参がゴロゴロ、豚肉は厚めのスライスで特にやわらかいワケでもないのだが、どこかホッとする味なのである。そう、現在ではフツーの家庭料理レベルのカレーであろうし、もしかしたらガッコー給食のカレーに一番近いかも知れない。
しかし創業当時としてはかなりエキセントリックな存在の料理だったであろうし「ハイカラ」と呼ばれる由縁でもあるに違いないのだ。時代やトレンドに流されて様々な料理が姿カタチを変貌してゆく中、こうして頑なに守り続けられている味もあるのね…とミョーに納得してしまうボクなのだ。
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森のレストラン「日比谷松本楼
http://www.matsumotoro.co.jp/
東京都千代田区日比谷公園1-2
TEL:03-3503-1451
E-Mail:banquet@matsumotoro.co.jp



今朝の富士山
キレイに朝焼けしました
早朝はこうして拝むコトが出来るのですが、日が昇ると…


2008.06.14. 04:58 @Fujinomiya-City