レッドホットキング  

おシゴトは夕方になっても終わらなかった。間違ったペーパーに印刷してそれまでの2時間がパーになるは、プリンターのインクが切れるはで5時になってもモクヒョーの三分の一程度…

夕食当番は放棄してTOKIOのマツオカ君を購入するように家族に指示を出す。違った〜、マツオカ君の出てるCMの商品だよ、ってイーカゲンな指示でガムなんぞ買ってこられてもたまらないので
「ほらあの辛いアレ。アレだよー」
ジツは正式名称は知らなかったのね。CMを見て「喰いてーッ!」と大サワギしていたアレは“レッドホットキング”といってチキン・レッグをまるごと揚げた夏限定のフライドチキンなのだ。
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ここ数年KFCは様々なヴァージョンのホット系チキンを発売してきたが、結局はこのスタンダードなレッドに落ち着いたようだ。個人テキにはちょっとアジアン・エスニックなテイストを盛り込んだタイプがスキだったが一般ウケしなかったのだろうか、その年限りで消え去った。
このレッドも食いつき初期段階では「なんだ、たいしたコトないじゃん…」なのだが、アトからけっこうな刺激が押し寄せてきて少しアワテるのね。
ん〜、なかなかジュウシィでウマ辛ー♪
定量に達しつつあるビールの残量を素早く計算し、チキンを何口食べたらビールをグビリするか…という哀れな行動をとらなければならないのがちょっと残念だが、ベツのお楽しみもあるコトだしムフフ。

毎日高価なワインを開けるほど経済テキなヨユーはないので、こうしたジャンク系ファーストフードの場合はエコノミークラスで上等だ。
とはいえ同じ支出を要するならば多少でも芯のあるヤツが欲しいじゃん…と買ってあったのはイタリア産ボックスワインなのね。
『カヴィロ・タヴェルネッロ・サンジョヴェーゼ』
ボトルものも長い名前の多いイタリアワインはボックスも相変わらずだ。以前はボックスワインなどというと品質まで安物だったが今では侮れない実力を持つものも現れ始めた。
フランス産のモノも何度か試し充分なクオリティーに安堵していたものの、イタリア産は今回が初めてなのね。
フルーティーでしっかりミディアム・ボディー、渋みは程よく抑制されていてスムースな口当たり。デイリーには充分でしょ。
でも“タヴェルネッロ”って喰っちゃ寝〜みたいだよなー、ってボクですか。