うな丼とすっぽんスープ


うなぎの蒲焼喰いたい症候群の治療は、広告の品だろうが見切り品だろうがとにかく購入してこないコトには始まらないのだ。
しかし専門店に食べに行くのと違ってお家では様々な都合が重なり、ジッコーできないケースもある。そうなのよーせっかく準備してあったのに消費期限がキレちゃったじゃん…

でも1日くらいなら大丈夫、大丈夫。どーせ加熱して食べるもんだし。
いったん蒸してふっくらさせてからロースターで焼き上げる。
ちょっとテマではあるが、出来上がりの素晴らしさを考えると、どうしてもハズせない工程なのね。おかげさまでヘタな店のうな丼よりよっぽど美味しい蒲焼に仕上がるのよー
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粉山椒は必需品だろう、もし無ければ食わないほうがマシかもしれない。以前に老舗の鰻蒲焼屋のオヤジが「粉山椒は手でつまんで振りかけて欲しい」とテレビで発言していたのを思い出した。
そう、ドバッと出ちゃって大失敗!みたいなコトにならないようにして欲しいからなのね。
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愛知県産ウナギの偽装事件も毎日のようにニュースで流れているが、この製品にはこんな証明シールが貼付されていた。
「ヘンな商品とイッショクタにされてはかなわないもんね」という意図だろう、購入する側はこうしたサインを信用するしか手立ては無くなってしまったのが無念ではある。
安易に製造コストを下げるために海外での生産に依存したツケは結局消費者に回され、しかもソレに抗議する手立ても与えられていないコトにやり場の無い怒りを感じる。
こんなことを考えているとせっかくのうな丼がマズくなってしまうのでもう止めよう。でも、せめて食べるものぐらい安心して購入できるようにしてもらいたいな…といった思いは拭いきれないのである。

胆吸いがフツーなのだろうが、お店と家庭の違いはこんなところにあるのかも知れない。味噌汁を作るのもメンドーだしインスタントの吸い物でもないかと棚をガサゴソ探す。
永谷園の「松茸のお吸い物」はお嬢ちゃまがパスタに混ぜて食べてしまったし…
そうだ!と思い出したのがコレ。浜松のマイミクさんにいただいた“すっぽんスープ”なのね〜♪
もっとエグい味を想像していたのだが、意外にカンペキ和風している。美味しい!
だけど「ウナギ喰ってすっぽんスープ、オマエいったいナニする気?」なんだよな〜