ムショーにラーメン食べたい症候群

ボクにはカンケーのない話だが何かのビョーキ予防の為にラーメンを封印している友人がいる。また一方で京都に行きたいキモチを紛らわす為にラーメンを食べるという友人もいる。
いずれにしてもまだ九州しか明けていない梅雨の蒸し暑さの中でも“ムショーにラーメン食べたい！”症候群がボクの中に蔓延してしまったのはジジツであり、ようやくウナギのソレから脱出できたのに…と苛立ちを覚えてしまうのである。

昨日はメいっぱいおシゴトをしてしまい夕食当番は遂行不能だった、というよりもその症候群のせいで半分計画テキ犯行に及んだといってもいいだろう。
どーせならコテコテどろりんこ脂ギトギト辛々ヒーヒーみたいなハイカロリー系を堪能したくて、そんなメニューのある店を片っ端から思い出してみる。
あの店は近くてお手軽なんだけど、いつもいるバイトのねーちゃんがムカつくからパス、別の店は激ウマに間違いないんだけど遠くてメンドーだし、ってゆーか早くビール飲みたいしー…などと考えていると「近くにナイスな店があるじゃん♪」

シゴト場マンションからクルマで三分、中華街の暖簾分け『均元飯店』なのね。

初期目標であったコテコテどろりんこ脂ギトギト辛々ヒーヒー系ラーメンはこの店にはない。鶏ガラと魚介だしの効いたあっさりスッキリラーメンだけなのだ。わかっているのよ、構わない…美味しい餃子とビールがあれば…。
餃子が焼きあがるまでのおつまみに叉焼を注文したのだが、いや〜参りましたーこのボリューム！￥500でテンコ盛りの極上チャーシューにビール野郎も狂喜なのだ。
溢れる肉汁と柔らかさの中に弾力のある香ばしいニクをアグアグ楽しんでいるといつもの餃子が運ばれてきた。
ん〜もちろん美味い♪
ニラたっぷりの横浜中華街型餃子、サイコーでーすなのだ。

でもビールと叉焼と餃子でハラいっぱいになってしまったのね、哀しいコトにモクテキのラーメンにテがとどかないのよー！
若いコロはココからが本番だったのに…と思いながらお嬢ちゃまがご注文されたチャーシュウ麺を覗き込む。ムム、スゴい厚みと量の叉焼が敷き詰められているではないか。
最初っからコレでイケばよかったかな〜みたいな若干の後悔もココロに滲ませ、ゴメンネと言いつつスープを少しレンゲにすくい飲んでみる。
ん〜やっぱりこのウチのスープは素晴らしいのね。