“ナヴラタン”とはヒンディー語で「9種類の宝石」を指し9種類の野菜を例えてあるワケで、そのアトの“コルマ”はインドの神話に出てくる神の化身の姿の一つで、海が攪拌されたときにたくさんの宝が出てきた…という神話のヌシなのである。
いかにも庶民にはカンケーのなさそーな話がカレーに化けているのは、このカレーが王族向けの高級カレーだからなのだ。野菜だけでなくパイナップルやパパイヤなどのフルーツもふんだんに用い、スパイシーかつ深みのある甘さ…みたいなモノを目指したカレーなのである。 底辺のレベルが上がった現代では、最も人気のある野菜カレーとしてインド社会に溶け込んでいるようだが、我が国での知名度はいま一つ、というところか。
レトルトとはいうものの食してみればリッチな味で、インドカレーに慣れていないヒトやコドモでも美味しく食べられるだろう。あまり辛くない…というトコロが“計算されている”カリーなのだ。
この会社の製品はハラル食材(イスラムの教義に則った食材)を保障していて“イスラム教徒対応”というフレーズがなんとも興味深くかつ異文化の香りを感じさせる。
今朝の富士山
さ〜て、ボクは神戸サミットに向かいます…
2008.10.10. 05:52 @Fujinomiya-City