ベトナムスイーツ『ドライ・ジャックフルーツ』 


 先日「のしバナナ」をくれたベトナム青年はボクが持ち上げたコトに気を良くしてか、ベツの菓子も持ってきてくれた。
バングラデシュが原産のジャックフルーツ波羅蜜(パラミツ或いはハラミツ)とも呼ばれるクワ科パンノキ属の樹木である。果実は生でも食べるが煮物にしたりシロップ漬にしたり、このように油揚げチップスにも加工される。
コレはニョクマムのような独特な調味料の味と香りがして、個性テキな味世界を形成している。乾燥マンゴーのような甘みと酸味にちょっと醤油っぽい塩味と魚醤の旨みが加わった珍味でもあるが、現地では結構な人気があるらしく生に比べて意外に高値で取引されているらしい。
 パラミツは実が食用となるコトの他に薬・染料にも用いられ、なおかつ成長も早いコトから熱帯雨林気候の各地では重要な植物なのだ。
そしてもっと驚いたのがベトナム各地の仏像のうちかなりの数がジャックフルーツの木を彫って作られている…というコトで、建材・家具・印鑑にも利用される有用な樹木だったのだ。




今日は朝から雨で富士山は全く見えません
昨日の午後はこんな珍しいカタチの雲が周囲に出ていました

2008.11.06. 14:58 @Fujinomiya-City