やっぱり「ラーメン」


相模原の御大も禁断症状が出たと云ってラーメンをお召し上がりになられたようであるが、ボクも同様の症状を露呈していたのでスナオに治療に出かけるコトにした昨晩なのである。
考えてもみればラーメンを外食するのは9月の8日以来でありちょうど二か月も食べていなかったコトになる。もっともオウチで生ラーメンやインスタント麺を食していたので禁断症状は多少の緩和があったのかも知れないが、いづれにしても潜在テキ欲求として燻り続けていたコトに違いはないだろう。
昼食ならイザ知らず一日の疲れを癒す夕食の場合は、緊張し切った神経を解放してくれるアルコールが不可欠な存在なのであり、いきなりラーメンに突入してしまうとそのお楽しみは剥奪されてしまうのよ。

うまいビールのために鶏の唐揚げや餃子を頼むのか、ソレともこのスバラシイ餃子やジューシィな唐揚げのためにビールを飲むのかは判らないが、ラーメン突入前の儀式はナカナカに奥深いのである。
横浜中華街での経験が豊富な御主人が作るこの店の餃子は、肉中心ニラ&ネギで風味付けといったタイプでボクの好みなのだ。その存在感のある味はこの岳南地区ではピカイチだと思うのだが、もしかしたら小さいコロから食べ慣れたオウチの餃子の味に近いからかもしれないのね。
ラーメンの味も同様に、知らぬ間にインプットされている「美味いと感じる方程式」のようなものがフィットしているのかもしれない。基本は鶏ガラスープだが魚介系のダシが加わり、仕上げの油はラードで…というさっぱりスッキリなのに、ナゼか食いついてくる脂の旨みのような感覚が中太縮麺の絶妙な茹で加減に絡み申し分のないラーメンに仕上がっている。
ちなみにこのお店では塩や味噌味といったバリエーションはなく醤油一本の潔さだ。トッピングを変えた醤油ラーメンも5種類ほどで御主人の信念が込められたメニュー構成なのである。


中華料理『均元飯店
静岡県富士宮市万野原新田3033
TEL 0544-24-7033
営業時間 11:00 - 14:00, 17:00 - 21:00
水曜定休 


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