カチョカヴァッロ

チーズの専門店で知り購入したのはかなり前のコトだっただろうか。店員さんの「オリーブオイルでフライパン焼すると非常においしい」という説明にオトされた格好だった。

初めて食べたカチョカヴァッロは、そのまま食べるとクリーミィでほんのり甘みもあり誰にでも好まれる味だと思ったが、ソレをフライパンで表面がカリッとなるまで焼くとモッツァレラのように柔らかな糸を引き、香ばしさも加わってワインのお伴には堪えられないものに変化する。
かなり気に入ったのでその後何回か購入してはいつもフライパン焼しては楽しんでいたのだが、昨晩はカンパーニュのスライスに乗せてオーヴンで焼いて食べてみたのだ。
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なんともユニークなカタチをしているが、整形したものを紐で結えて吊るし熟成させるのでこのようになるらしい。カチョはチーズ、カヴァッロは馬の意味を持ち、吊るしてある様子が馬の鞍にくくりつけられた鐙(あぶみ)に似ているコトからこの名がついたという説が有力だ。
イタリア南部やシチリア島に古くから伝わるこのセミハードタイプのチーズは、非加熱なので乾燥によって熟成が進むナチュラルチーズであり地域によってその風味の違いを格付けなどしている。
母君のイタリア旅行土産にもらったスモークしたカチョカヴァッロも食べてみたコトがある。そのままでももちろん美味しいがサラダのトッピングなどには例えようもない美味しさがあり忘れられないのね。
年明けのスモークチーズ作りの際は忘れずにコイツを購入して仲間に入れてやり、ちょっとウルサ方の友人に自慢してみようと思っている。



ヴァラガリーナ・カベルネ


IGT 赤・FB
カベルネ・ソーヴィニヨン100%


カベルネ・モルシアーニ・コンクールでNo.1を獲得した実力
果実味もタンニンもボリュームがあり自己主張の強いタイプだが、ファットな香りの中にバニラや湿った草のエッセンスが隠れていて楽しい
スパイシーな余韻が燻製料理にフィットしそうな予感