(93)愛媛・宇和島『じゃこ天カレー』


「郷土料理百選」などというマユツバものに選定されなくても四国松山のリッパな伝統料理である“じゃこ天”の歴史は江戸時代に遡る。
宇和島に藩が設置されその初代当主となった伊達秀宗が故郷仙台の練製品を瀬戸内の魚を用いて製造させた…とされるカマボコの一種だが、最大の特徴は小魚の身を骨や皮ごとすりつぶし成型したうえ油で揚げてプリリとした食感に仕上げる点にあるだろう。
表面が香ばしく油揚げされるので別名「皮てんぷら」と呼ばれるほどユニークな揚げモノであるが、使用される魚種はホタルジャコやアカヒメジといった地魚が主体であり栄養価は非常に高い。
そもそも魚を丸ごとスリ潰す食べ方はカルシウムやDHAEPAといった栄養素の逸失を防ぎ、また風味も損なわれずに頂けるヘルシーな料理なので昔から全国各地で様々なカタチで残ってはいるが、このじゃこ天はその中で最も有名なものの一つなのね。
揚げたてならそのまま食べるのがサイコーっ!しかし軽く炙って生姜醤油も酒の肴には堪えられない一品であり忘れてはならない存在なのだな。現地ではうどんにトッピングして食す“じゃこ天うどん”もあり、小魚から出るダシと油揚げのイイ風味が合体してうどんの美味しさを引き立ててくれる。
さて、そのじゃこ天をカレーに入れてしまおうぜ!という荒唐無稽な発想にも思える料理ではあるが、いわゆる魚介系カレーとしてナカナカのモノに仕上がっている。そう、不味いハズなんかないじゃん…てなカンジでルウの中でもプリプリと自己主張を続けるじゃこ天が面白いレトルトカレーなのであった。


             ◆ ◇ ◆ ◇ ◆



今朝の富士山

200812.22. 07:29 @Mannohara,Fujinomiya-City






夕方の富士山

200812.22. 16:16 @Mannohara,Fujinomiya-City








梅成弟子丸さん
こんにちわ〜!
コチラのデパ地下や高級スーパーでも“じゃこ天”は入手できるのですが、やはり四国に行った時に買ってきたモノは全く別モノでしたね!
アレならカレーに入れて煮込んでもあの感触は失われないのでしょう(^з^)-☆
ヤサイ欲求濃度はボクも高くて(笑)何でなのでしょうねぇ(≧∇≦)b
さっきトマトの乱切りにオニオン微塵切を山盛かけて食べてしまいました…



う〜様
おはよーございます〜!
去年今年あたりとカレー鍋が流行の兆しですね〜、専用のレトルトパウチつゆが売っていますが、アレって美味しいんでしょうか…
フツーの鍋にカレー粉入れりゃいーじゃん!って思ってるボクなんですけど。
ヤサイ+キノコ+ベーコン=不動のトリオでやんすv(o^∀^o)v



かぶちゃん
おはよーございます〜!
娃々菜が¥180前後ってのは北海道も静岡も一緒だね〜(*^_^*) ボクが買ってきたのは県内産だったからもしかしたら札幌にも静岡県産が行ってるかもね! 美味しい白菜だからかぶちゃんもぜひ食べてごらんよ…
淡路SAでかぶちゃんが買ってくれた“じゃこ天”、去年お試し済みだったのでモチロン激激激美味しかったんだけど「もっと買ってくれば良かったなぁ…」って後悔しましたノ(´д`*)



元ルーさん
おはよーございます〜!
懺悔のキモチっ!(爆≧∇≦爆)いや〜確かに…(笑)なのですが、やっと完食成功して精神テキには晴れ晴れしているボクなのではありますよ(^o^)/
梅成弟子丸さんが面白い顛末日記を書かれていますよ
【肉倶楽部】とんかつ五郎十(静岡県静岡市清水区)『とんかつをナメているすべての人たちへ
http://binarydecimal.weblogs.jp/blog/2008/12/post-208f.html
静岡というか富士宮はヘンな天候でした。ナマヌル〜な風が吹いているのに空はドンヨリで… 今日から冷え込むみたいですよ。