コレが原点か『吉田のうどん』@白須うどん

昨日は前夜がものすごい風雨だったのでお天気はダメだろう…とボクはすっかり思い込んでいた。ところが陽が昇ると雨は上がり風も止み、ベランダに一服しに出てみれば暖かな空気が流れているではないか。

車検も終えて絶好調になったメガーヌ君に乗ってドコカにお出かけしたくなる気持ちがムラムラと起きてきて、おシゴトも放り出して家を飛び出したのは間もなくお昼になろうとする時刻だった。
富士山の麓に住んではいるものの間近にその雪景色を見るコトもあまりなく、もうじき終わってしまう季節を確認しようと表富士周遊道を御殿場方面に向かったのだ。
夕食は“餃子”だとキメていたので「昼食は蕎麦かうどんにしたいなぁ」と思い、クルマを走らせながら閃いたのは「“吉田のうどん”を食べようではないか♪」とゆーコトなのだな。
吉田のうどんは以前に「きよちゃん」というお店で美味しくいただきヒジョーに印象が良いのではあったが、なにせそのたった一度きりしか食したコトがない…と云うのが引っかかっており、別のお店でも食べてみたいとは思っていたのよ。

ココは一つ元祖と云うか原点に近い存在と評判の「白須うどん」さんに突入して“吉田のうどん”の悟りを開こうと決心したワケなのね。
人気店らしく午後も1時近くなっていても店舗前の駐車場は満杯で、一度グルリと周囲を回ってきてようやくネジ込むコトができた。「白須うどん」さんには看板もなく、知らなければ通り過ぎてしまうくらいなフツーの家で営業をされていて、客席として使われている部屋も多分普段はご家族が暮らしている場所のようだ。茶ダンスや仏壇をメの前にして食すというケッサクなシチュエイションはそうあるものではない。
“お品書き”や“価格表”といったものもなく厨房カウンター前に並び「温かいのを2つと冷たいのを1つ」などとチョ〜シンプルな注文を行うワケであり、アルミのトレーに載せられたうどんを持って空いている席に座りズルズルやる…という具合なのだ。

従ってオプションのトッピング類は一切なく、大盛りもない。うどんも茹でた野菜が乗せられているだけのスーパーヘルシー版。薬味はテーブルに置かれた辛子味噌だけと云うのもスゴイし、お会計は同じく厨房カウンターへの返却時に…というスタイルだ。ちなみにうどんは一杯¥350。
写真のうどんの右上に写っているのは漬物ではなく“茹でたキャベツ”で「食べながらジブンでテキトーにうどんに加えて食べろ…」とゆーコトらしい。
お味は甘み少なめの醤油ダシでコシの強い吉田うどんによく合う。どちらかというと関東系の風情が強く、同じ“吉田のうどん”であっても前述の「きよちゃん」とは大きく異なる味だ。ボクはどちらかと云えば「きよちゃん」派だと思うがコレはコレで美味しいし、なにより“吉田のうどん”の原点らしきものを体験できたのが嬉しかったのである。


白須うどん
山梨県富士吉田市上吉田3296-1
TEL=0555-22-3555
ACT=11:30〜14:00(売切次第終了)日曜定休

地図





2009.02.14. 14:09 @道の駅・富士吉田 レーダードーム館





2009.02.14. 14:59 @山梨県南都留郡鳴沢村