貯め込み放出品で『ジャーマンポテト』

ジャガ芋は茹でるよりも蒸してやった方が形崩れもしにくいし栄養価も失われにくいので、ウラ技とまではいかなくともよくやるテである。

シチューを始めとした汁モノでは調理時間も短縮されるし溶けてドロドロになりにくいトコロも気に入っているが、どういうワケかいつも余分に蒸してしまい残りを上手に処理する必要が生まれる。
たいていは真空パウチして冷凍保存…使用するトキはパックのまま湯煎してやればオッケーであり、食味もほとんど落ちてはいない。先日のように芽が出かかってしまったらサッサとこうしてしまった方がそのまま保管したものよりよっぽど美味しい状態でいただけるだろう。
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昨日は冷凍庫の整理をジッコーしたのだが、なんとなくモノが入らない…と云うか確実にスペースが小さくなっているのでオカシイなぁと思い奥をガサゴソ探ると総量で6〜700gほどの冷凍ボイルポテトが3パックも出てきた。
「ウ〜ム、コレはなんとか処理をしてしまわなければ、明日は宅配食材の配送日だし…」とジャガイモ料理で消費してしまうコトにしたのだよ。
トマトソースとチーズでグラタン風にしてしまうワザもあったが、しばらくやっていなかった“ジャーマンポテト”も悪くない。早速スーパーに出向いてインゲンとベーコンのブロックを購入してきた。
インゲンは旬ではないので長崎や熊本といった九州ハウスもの軍団および沖縄露地もの師団が売り場に居座り価格も高い。「ナニか代用品でゴマ化しちゃおーかにゃ〜」とベツの棚を見ていると国産の半値以下の輸入モノが「スミマセン」みたいにある。
産地はモーリシャス…ってアフリカ東の洋上に浮かぶ島国ではないか。まぁ沖縄みたいなもんだろうし中国産じゃないからイイにしよっと♪なのである。サスガに国産モノより硬くてジューシーさには欠けたが、インゲンをメインにした料理でもないし、彩モクテキには上等だ。
かくしてジャーマンポテトナポリタンで炭水化物たっぷりの夕食の完成なのだが、意外に栄養バランスは悪くない。ジャガイモに含まれるビタミンCは加熱しても分解されにくく冷凍保存にも耐えるという心強いデータ報告もあるからだ。