まったり連発『鉄人豆腐』

同じ“まったり”でも昨日のウニとは違いコチラはいたって健康テキな食品、そう“豆腐”なのである。

春の兆しがアチコチで顕れ始めたとはいえやはりまだ三月に入ったばかりで、一昨日は雪まで積もる気候である。まだまだ鍋料理なども充分に欲しくなる夕食なのではあるが、夏場の冷奴とは違い濃厚でマッタリとした味の豆腐も温めてヨシ冷たくてもヨシのお楽しみではないか。
先般入手したこの豆腐は、まるで湯葉のような濃密な風味とクリーミィーな甘さがまさに豆乳そのものといった印象の一品で、器に移す前にヒトクチ含んでみると「ウ〜ム、コレは尋常な食べ方では太刀打ちできまい…」と観念してしまった。
奴豆腐は刻みネギであったりおろし生姜であったりと清涼感を増幅させるような薬味にその役割を担ってもらうワケだが、こうした濃厚タイプの豆腐にはどうも似つかわしくないように思える。
ココはひとつ湯葉ないし胡麻豆腐のように“おろしワサビ”にてその真髄を味わうのが正しいのであって、ホカの薬味は入り込む余地はない。
「いや〜、そーは言っても…」などとヨケーなコトは考える必要はなく、とにかくコレでいいのである。
器に移した鉄人豆腐におろしワサビを乗せ生醤油をタラ〜とかけ、テキトーにまぶしながらエイヤっとクチに運んで楽しめばヨイのであって、もうウニの歓喜などはすっかりうち忘れて京都の禅の境地に入り込んでゆくのだ。
「京都の禅の境地っていったいナニ?」などとヨケーなコトは考える必要はなく、とにかくコレでいいのである。
美味いっ♪


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