1986年に「薫煙炭火造り」で製法特許を取得したという同社の納豆作りには筋金入りの信念のようなものを感じる。食糧自給率や食品の安全性についても深い配慮と実践を取り入れ、信頼される企業とその製品という理想のカタチがココに見えている。
藁や経木といった天然素材のチカラを借りた商品もあれば、トレーに紙を使用した製品で環境への配慮を行うなど“温故知新”というコトバを改めて認識させてくれるスゴさも持ち合わせているのだ。
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一口食べてみるとナニかホッとするようなマジメなお味。超小粒が美しく揃って発酵しており、箸を入れてみれば粘りも強く大量生産の納豆とは違うものを訴えかけてくる。
いつもの流儀だがこうした製品はヨケーなコトをしなくても充分に美味しいので、ネギやカラシはおろか醤油さえ入れずに食してみるべきだろう。自然の滋味が豊かに拡がりホカのオカズでさえ同席を拒むほどの主張を強く繰り返してくる。
◆株式会社 登喜和食品
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