チープな缶詰でも満足『さんまの蒲焼丼』

いくら質素な食事にしようとは思っても、カンヅメを開けてゴハンの上にドンではココロまで貧しくなってしまうものだ。
♪ボロは着ぃててーも心のぉ錦ぃ〜♪でなくてはならない。

あまりヨケーなものは入れずに作った。廉売の缶詰さんま蒲焼と玉子のホカには根深葱の短冊のみ、味付けも缶汁だけを利用し煮詰まり防止のためにほんの少しの水を加えただけなのである。
料理の作り方だけを知りたければもっと詳細に記述してあるサイトやブログもあるので、ボクは自分の日記にはそうしたレシピはあまり書く必要はないとしてきたが、この蒲焼丼に関しては同様な料理は多分見つけにくいと思われるのでちょっと解説をしなければ…と考えた次第だ。
18cm位の小さなフライパンにゴマ油を小さじ一杯程入れ、短冊に切った根深葱と缶詰の蒲焼を汁ごと入れる。葱はフツーの青葱のブツ切でも構わない。缶に水を30ccほど入れて付着した汁を洗うようにしてフライパンに入れてしまおう、どうしても煮詰まり気味になるので味付けの濃度調整も兼ねている。
フタをして中火で一分ほど蒸し煮する。ふっくらクツクツなってきたら溶きタマゴを回し入れ再びフタをして一分…半熟のいいころ合いを見計らってご飯をよそったドンブリに移せば完成だ。
ボクはゴハンの上に刻み海苔を少々バラ撒いておいたがアトからトッピングするのもいいだろう。フィニッシュには大葉や三つ葉など香りの強い青味がピッタリで、お好みで山椒粉をハラリと振りかければ申し分ない。
さぁ、アツアツをバックリ喰らって欲しい。とても缶詰蒲焼だけを使った料理とは思えない美味しさに仰天するだろう。








今朝の富士山
梅雨の合間に…すっかり雪が少なくなりました

2009.06.23. 07:53 @Mannohara, Fujinomiya-City